高畑勲の特別講義、日本伝統絵画に見る「マンガ・アニメ的なるもの」 比治山大学にて開催 | アニメ!アニメ!

高畑勲の特別講義、日本伝統絵画に見る「マンガ・アニメ的なるもの」 比治山大学にて開催

広島県にキャンパスを置く比治山大学短期大学部美術科は、アニメ映画監督の高畑勲氏による特別公開講義「アニメーション映画監督 高畑勲 ~日本伝統絵画に見る「マンガ・アニメ的なるもの」~」を、12月11日に開催すると発表した。書籍の販売ほか、サイン会も併せて行う。

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広島県にキャンパスを置く比治山大学短期大学部美術科は、アニメ映画監督の高畑勲氏による特別公開講義「アニメーション映画監督 高畑勲 ~日本伝統絵画に見る「マンガ・アニメ的なるもの」~」を、12月11日に開催すると発表した。書籍の販売ほか、サイン会も併せて行う。

高畑氏は東映動画のTVアニメ『狼少年ケン』での初演出を経て、劇場アニメ映画『太陽の王子ホルスの大冒険』で監督デビューを果たした。同社を退社後は、『アルプスの少女ハイジ』や『母をたずねて三千里』、『赤毛のアン』といったTVアニメほか、『じゃりン子チエ』や『セロ弾きのゴーシュ』などの劇場アニメ作品で演出・監督を手掛けた。
スタジオジブリの設立に参加した1985年以後は、同スタジオより『火垂るの墓』、『おもひでぽろぽろ』、『平成狸合戦ぽんぽこ』、『ホーホケキョ となりの山田くん』を発表。2013年には14年ぶりの最新作『かぐや姫の物語』が公開された。このほか2016年9月公開の『レッドタートル ある島の物語』では、アーティスティック・プロデューサーも務めている。
高畑氏の作品やその功績は1998年の紫綬褒章を筆頭に、2009年のロカルノ国際映画祭名誉豹賞、2010年のアニメアワード功労賞、2012年の米・ロードアイランドスクールオブデザイン名誉博士号、2015年のフランス芸術文化勲章オフィシエ、2016年2月のウィンザー・マッケイ賞など、国内外問わず高い評価を受けている。

このたびの講義は数々のアニメ映画を手掛けてきた高畑氏が、平安末期の絵巻物の魅力を味わいながら、日本語という言語とマンガ・アニメ的な絵との関係に触れるというもの。講義を通じて、日本で「マンガ・アニメ的なるもの」が発達した理由や、現在に至る日本のマンガ・アニメ隆盛のルーツを探ることが目的となる。
マンガ・キャラクターコースの新設ほか、広島市との「広島のメディア芸術の推進にかかる連携協定」締結で、マンガやアニメーションの教育に積極的な同学ならではの試みだ。

事前申し込みは不要で、先着300名が無料で聴講できる。サイン会で高畑氏と言葉を交わすこともできる貴重な機会だけに、ぜひ足を運んでみたい。

「アニメーション映画監督 高畑勲 ~日本伝統絵画に見る「マンガ・アニメ的なるもの」~」
日時: 2016年12月11日(日) 13:30~16:00(開場:13:00)
会場: 比治山大学 10号館 5階 多目的ホール
    (広島県広島市東区牛田新町4-1-1)
定員: 300名(事前申し込み不要、先着順)
対象: アニメーションやマンガに興味を持っている方
料金: 無料
その他: 当日、会場にて書籍の出張販売およびサイン会も開催
(サイン会の詳細については当日アナウンス)

[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]
《仲瀬コウタロウ@アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.biz》
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