2016年アヌシーの見どころは? 「ペット」ワールドプレミアやアードマン、フランス特集も

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アニメーション分野では世界最大規模を誇るフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭が、2016年も6月13日から18日まで開催される。映画祭では、短編、学生、長編などの各部門のコンペティションや国際見本市MIFAなどが毎年大きな注目を集める。
しかし、映画祭の魅力はそれにとどまらない。最新の劇場作品も多数登場する招待作品やテーマを決めた特集上映、基調講演などの多彩なゲスト、そして展示会などの見どころもたっぷりだ。

招待作品で話題を呼びそうなのは、日本では8月11日に公開されるイルミネーション・エンターテインメントの最新作『ペット』のワールドプレミアだ。当日はクリス・ルノー監督、ヤロウ・チェニー共同監督も登壇する予定だ。
また日本で9月公開が決まっている原作・脚本・監督をマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットが務める『レッドタートル』、ピクサーの最新作長編映画『ファインディング・ドリー』も上映される。『ファインディング・ドリー』と同時上映の短編アニメーション『Piper』はここがワールドプレミアとなる。
20世紀FOXの最新作『Ice Age: Collision Course』とディズニーの次回作『モアナ』はフッテージを披露。ディズニーからは短編の『Inner Working』もワールドプレミアとして紹介される。また招待作品のひとつに1973年に山本暎一監督のもと虫プロが製作した『哀しみのベラドンナ』が上映されるのも注目したい。

特集上映では、フランスがフォーカスされるのが話題だ。「フランスアニメーション:ミラー・エフェクト」とタイトルし、フランスのアニメーションと世界の関わりについて掘り下げる。上映作品は1908年のエミール・コールによる『ファンタスマゴリー』、1932年ベルトルト・バルトーシュ の『The Idea』から2015年の『The Long Long Holiday』まで、13本の映画と5つのドキュメンタリーから構成される。さらにフランスのアニメーションをテーマにしたパネルディスカッションも用意される。
映画祭の会場となるアヌシーはフランスの都市だが、アヌシーがフランス特集を組むのは50年を越える歴史の中でも初めてだという。自らの眼で世界との関わりを探る興味深いものになりそうだ。このほか映画祭では広告におけるアニメーション特集もあり、こちらも面白いテーマだ。

ゲストでは、英国の名門スタジオであるアードマン・アニメーションズの創立者ピーター・ロードとデイビッド・スプロクストンが基調講演を務める。基調講演には同じ英国からVFXの大手シネサイトのアニメーション・ディレクターのエイモン・バトラー、そしてフランスのゲーム・アニメーションスタジオのアンカマのCEOであるアンソニー・ルーとアニメーション界でホットな人物が並ぶ。
マスタークラスでは、ギレルモ・デルトロが最新作『TROLL HUNTER』を語る。こちらも話題を呼びそうだ。

アヌシー国際アニメーション映画祭&MIFA
Annecy International Animated Film Festival and Market (MIFA)

http://www.annecy.org/home