CEDEC2011アニメとゲームをつなぐ架け橋 金田伊功氏の業績を中心に 文:氷川竜介(アニメ評論家) CEDECは”Computer Entertainment Developers Conference”の略。日本最大のゲーム開発者向けカンファレンスである。この9月初旬にパシフィコ横浜で開催されたCEDEC2011では、2年前に物故した金田伊功氏によるゲームの仕事の紹介を筆頭に、いくつも興味深いアニメ関連の講演が行われた。
金田伊功
CEDEC2011レポート アニメとゲームをつなぐ架け橋 2
レポート アニメとゲームをつなぐ架け橋 2 文:氷川竜介(アニメ評論家)
■ マルチカメラパラメータを用いた映像誇張方法の提案
インタラクティブコーナー(解説者がパネルで随時紹介)で行われていた展示。「金田パース」と呼ばれる手描き独特の誇張された遠近感を3Dモデルで再現するための技法である。
金田伊功とゲームがテーマ CEDECで特別招待セッション
横浜で開催されるCEDEC2011が、「日本アニメの伝説、金田伊功氏がゲームに残した物」と題した特別招待セッションを設ける。
デジタルコンテンツグランプリに「サマーウォーズ」など決定
24回目を迎えた2009年は、グランプリにあたる経済産業大臣賞を、今夏に大ヒットになった劇場アニメ『サマーウォーズ』が受賞した。映画は数々の受賞暦に輝いた劇場アニメ『時をかける少女』に次いで、細田守監督が手掛けた。