椎名ゆかりさんによる11月15日公開の映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』の批評です。映画そして、辰巳ヨシヒロの映画が海外で作られたことについての言及も。
辰巳ヨシヒロ
文化輸出品としてのマンガ-北米のマンガ事情-第5回「アメリカmanga市場における固有の文脈」
『劇画漂流』は、アメリカに存在した「オルタナティブ・コミックス」という、一見日本のmangaとは関連の無いようにも見えるコミックスのジャンルの文脈をプロモーションに活用した。日本とは違う、アメリカで固有の文脈を持っていることを「少女マンガ」を例に簡単に説明してみたい。
文化輸出品としてのマンガ-北米のマンガ事情-第4回「辰巳ヨシヒロの『劇画漂流』のプロモーションについて考える」
結論から言うと、辰巳ヨシヒロと『劇画漂流』は、アメリカの「オルタナティブ・コミックス」のジャンルの文脈に沿う形で紹介された。1.オルタナティブ・コミックス作家、エードリアン・トミーネの存在。2.「文学作品」としてのプロモーション。3.内容とジャンルに対する親和性