写真でみるコミコン2011 (日本コンテンツ編)

7月21日から24日まで、米国・サンディエゴ市で開催されたコミコン2011(コミコンインターナショナル)は、米国最大のポップカルチャーイベントだ。コミコン(コミック・コンベンション)の名前とは裏腹に、近年では映画、テレビ番組、とりわけSF、ホラー、ファンタジー、ミステリーなどの大型イベントやそのプロモーションの場として知られるようになっている。本年の目玉は『バットマンThe Dark Knight Rises』、『マン・オブ・スティール』(スーパーマン)、『トワイライト』、『カウボーイ&エイリアン』、『スパイダーマン』など。そして、日本ではあまり知られていない数々のテレビドラマである。
昨年に引き続き勢いを増していたのは、ゲーム関連企業である。資本力があること、映像作品からの派生ゲームが多いこと、そして何よりもコミックスファンとの相性の良さから、ほとんど違和感なく会場に溶け込んでいる。
そんな中には、日本のアニメ、マンガ、ゲームも存在する。広大な会場の中のコンテンツはほとんどが米国産というなかで、海外コンテンツとして存在感を持つ貴重な存在だ。ここではコミコンの会場の中の日本コンテンツを追ってみた。

 

日本ではあまり知られていないTOYNAMIは、キャラクター玩具の専門企業。日本のコンテンツを積極的に取り扱うことでも知られている。
ブースでは米国のキャラクターに交じって『NARUTO』や『豆しば』などが大きく取り上げられていた。さらに『超時空要塞マクロス』を基にしたロボテックなどもある。まさに、日本コンテンツと米国コンテンツの交差点のような存在である。そして、それらが並列的に扱われている様子は、日本コンテンツのグローバル化の在り方も示唆している。


(左)日本マンガ出版の雄VIZ Media。日本マンガの翻訳出版市場の縮小は同社にも大きな影響を与えているはずだが、コミコンのブースづくりは手を抜かない。日本キャラクターに彩られたブースは存在感をみせる。『ポケットモンスター』や『豆しば』を強く押し出しているのが印象的だった。
(右)『どーもくん』を取り扱うのは、米国コミックス出版の中堅ダークホース。スターウォーズのダースベイダーと並ぶどーもくん。


サンディエゴ・コミコンの物販ブースで実績をあげるKOTOBUKIYA。商品は現地ファン向けに、アメコミのキャラクターが多い。日本の高品質のフィギュア技術で制作されたアメコミキャラという差別化に挑戦する。ブース裏のアニメスタイルで描かれたアメコミ・ヒロインたちの大型パネルも人気。


今年も人気の『ポケットモンスター』。意外に大人にも受けている。
ただし、任天堂関連の今年の主戦場は、隣接するマリオットホテルに設けられた体験スペースであった。本会場から少し離れているのも関わらず、人気を呼んでいた。

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