ドワンゴ第3四半期決算発表 ニコニコ動画の成長続く 

 コンテンツ関連事業のドワンゴは8月4日に、平成23年9月期第3四半期(22年10月~23年6月)の決算発表を行った。ニコニコ動画を運営するポータル事業の成長が続いており、連結売上高は263億円(前年同期比14.2%増)となった。また、営業利益も19億3600万円(同14.4%増)、経常利益は18億2800万円(同3.1%増)と伸びたが、四半期純利益は12億4400万円(同24.2%減)である。
 売上げと収益の主力は、依然モバイル事業である。しかし、モバイル事業が伸び悩むなかで、勢いのあるポータル事業が成長を補うかたちとなっている。

 モバイル事業の売上高は128億300万円(前年同期比6.3%減)、営業利益は26億9900万円と利益率も高い。着うたや着うたフルを中心に、アーティストの楽曲配信、ニコニコ動画系オリジナルコンテンツなどを強化した。平成23年6月末の有料ユニークユーザ数は330万人となっている。
 しかし、3四半期連続で売上高が前の期を下回るなど伸び悩んでいる。また、主力サイトの着うたの楽曲ダウンロードが減少し、著作権など使用料の支払いは減少した。
 ゲーム事業の売上高は53億400万円、営業利益は8600万円である。『喧嘩番長5~漢の法則~』や『侍道4』が売上げに貢献した。

 売上げを大きく伸ばしたのは、ポータル事業である。第3四半期までの売上高が71億6000万円(前年同期比74.3%増)、営業利益が3億5000万円である。引き続き黒字を確保した。
 第3四半期単独でも売上高26億2500万円と前年同期比で27.7%増と順調に伸びている。広告売上げの成長は強くないが、2011年6月末に130万人を超えたニコニコ動画の有料(プレミアム)会員からの売上げが拡大しているほか、ポイント・その他売上げも急成長している。動画の付加価値戦略が、事業を牽引していることが分かる。ポータル事業では通期売上高97億2000万円を予想し、100億円台の大台に迫ることになる。

ドワンゴ http://info.dwango.co.jp/