コナミ第1四半期増収増益 SNS好調で利益率も急伸

 8月4日に発表されたコナミの2012年3月期第1四半期の決算発表は、順調だった。売上高549億1500万円(前年同期3.3%増)、営業利益は70億2400万円(同144%増)、四半期純利益は40億4300万円(同219.7%増)と増収増益だった。特に利益面の伸びの大きさが目立った。
 スポーツクラブ運営などの健康サービス事業が5.5%減の202億5800万円の売上げ(営業利益は2億8300万円89.9%増)だったが、デジタルエンタテインメント事業、ゲーミング&システム事業、遊技機事業のいずれもが増収だった。

 利益の伸びはデジタルエンタテインメント事業、特にソーシャルゲーム(SNS部門)の成長に支えられている。デジタルエンタテインメント事業の部門別売上高は一年前と較べて様変わりしている。
 家庭用ゲームソフトを中心の事業の主力であったコンシュマーゲーム部門の売上高は、前年同期比で46%減の77億億円と大きく落ち込んだ。一方で、ソーシャルゲームを中心としたSNS部門が売上高3倍の78億円で、コンシュマーゲーム部門を上回った。
 ソーシャルゲームでは「ドラゴンコレクション」がGREEのゲームランキングで37週連続総合1位を獲得、登録者数が300万人を突破した。「戦国コレクション」の登録者数が150万人、「プロ野球ドリームナイン」の登録者数が100万人を超えるなど登録会員の増加が売上げと利益に結びついた。

 ゲームソフトの販売本数は、全世界で前期が462万本、今期は276万本である。特に国内は244万本から129万本に減少した。
 もっとも第1四半期は、大型タイトルの発売がなかったのが響いている。2012年3月期には、今後『ワールドサッカー ウイニングイレブン 2012』、『NEWラブプラス』、『NeverDead』、『Silent Hill Downpour』などの大型タイトルの発売が予定されている。今後、これらの作品の発売で、売上げと利益をさらにどのくらい上積みが出来るかが、通期業績の鍵となる。

 さらにアミューズメントゲームとコンテンツ配信を結びつけるeアミューズメント部門が42%増の33億円、カードゲーム部門は31%増の61億円の売上げである。カードゲームでは『遊戯王』シリーズが堅調である一方で、新商品の「Digital Game Card」シリーズ「FOOTBALL ALLSTAR’S」と「BASEBALL ALLSTAR’S」が順調なスタートを切った。
 多角的な事業展開がゲームソフトの低調をカバーしている。また、売上高構成の変化が、営業利益率が前年同期の9.4%から23.2%に急上昇することに結びついた。デジタルエンタテインメント事業の売上高は261億200万円(前年同期比4.3%増)、営業利益61億円(165.2%増)である。

コナミ http://www.konami.co.jp/