スクエニHD第1四半期 大型タイトルなく減収減益

 8月5日、国内ゲーム大手のスクウェア・エニックス・ホールディングスが、2012年3月期第1四半期の決算発表を行った。連結売上高が前年同期比24.6%減の245億2900万円となったほか、営業利益は21億7800万円(同59.9%減)、経常利益は14億8700万円(同56.6%)、四半期純利益は6億9000万円(同61.9%減)と減収減益のやや厳しいスタートとなった。
 ゲームソフトなどを扱うデジタルエンタテイメント事業のほか、アミューズメント事業、出版事業、ライツ・プロパティ事業いずれもが減収減益となった。それでも第1四半期に大型ゲームタイトルの発売がなかったことが最も大きく影響した。
 
 大幅な減収減益となったものの、同社の和田洋一代表取締役社長は第1四半期に主力タイトルの発売がなかったことから減収減益は想定内との考えで、2012年3月期通期計画では堅調に推移しているとする。そのうえで2012年3月期はグループ再構築に力を注ぎ、2013年3月期から本格的な業績回復を目指す方針だ。
 また通期連結業績予想では、売上高1300億円と前年比3.8%増、営業利益100億円(同36.5%増)、経常利益100億円(同85.5%増)、当期純利益50億円を目指す。第2四半期以降の展開が今後重要になって来る。

 事業セグメントごとでは、デジタルエンタテインメント事業の売上高が117億9300万円(前年同期比29.1%減)、営業利益28億3400万円(同51.9%減)である。家庭用ゲームソフトは低調だったが、仮想空間コミュニティ「ニコッとタウン」、オンラインシミュレーションゲーム「戦国IXA」は順調で、ソーシャルゲーム市場の今後の可能性を窺わせる。アミューズメント事業の売上高は96億7500万円(同1.9%減)、営業利益は5億8200万円(同14.8%減)である。
 これまで好調を続けて来た出版事業だが、こちらも第1四半期は低調だった。売上高は25億5100万円(同36.8%減)、営業利益は6億3300万円(同49.4%減)である。ただし、コミック単行本の販売は、テレビアニメ化の効果により引き続きが堅調に推移しているとする。
 ライツ・プロパティ等事業は、売上高5億800万円(同43.4%減)、営業利益は9100万円(同58.9%減)となった。自社コンテンツのキャラクターグッズ、サウンドトラックなどの販売・許諾のほか、他社の有力コンテンツのキャラクターグッズ化、海外展開などにも積極的に取り組んでいる。

スクウェア・エニックス・ホールディングス http://www.square-enix.com/jpn/