テレ東HD第1Q アニメ事業増収 AT-Xも好調続く

 テレビ東京ホールディングス(テレビ東京HD)は、8テレビ月3日に平成24年3月期第1四半期の決算発表を行った。連結売上高が264億3500万円となったほか、営業利益は6億1200万円、経常利益は7億7100万円、四半期純利益は2億5400万円だった。持ち株会社を中心とした経営統合から1年未満のため、前年同期との比較はない。
 それでもテレビ東京HDは、同日第2四半期、通期の業績予想を上方修正している。当初見込みより好調に推移しているとみられる。業績修正にあたっては、テレビ東京でライツ収入が予想を上回る見込みであること、販管費節減が進むこと、番組販売委託子会社、アニメCS事業のAT-Xの収支が想定を上回ったことなどを理由にしている。

 地上放送事業(テレビ東京)は、売上高216億2400万円、営業損失3億1200円である。タイム収入、スポット収入が苦戦した。一方、番組販売は四月新番組が順調だったとしている。ソフトライツ収入では、一般番組のDVD販売、『ピラメキーノ』のイベントでの商品販売が好調だった。
 また、テレビ東京のアニメ事業収入は18億円と前年同期比で17%増となったものの粗利益では2億1500万円と同31.1%減となった。『NARUTO』など海外販売は順調だったが国内が停滞した。
 第1四半期のアニメ収入の増加から、テレビ東京は年間のアニメ収入も当初の見込み60億2600万円から66億4500万円に変更した、通期で前年を3.8%上回る見通しだ。ただし、粗利益は11億5000万円のままとした。

 放送周辺事業では、アニメ専門CSチャンネルAT-Xの動向が注目される。2011年6月末時点で同局は契約世帯数14万件を突破した。また『メタルファイト ベイブレード』や『ジュエルペット』などのライツ売上が好調で、CS放送関連事業で11億3800万円の売り上げとなった。
 放送周辺事業の全体の売上高は82億5400万円、営業利益は7億8300万円である。また、BS放送事業の売上高は17億6700万円、営業利益は2億5400万円だった。

 テレビ東京HDは、同日2011年中期経営計画の数値を公表している。このなかで今後は、地上波放送の放送収入と共に、BS放送や地上波放送のライツ事業、デジタル分野の成長を目指すとしている。アニメのライツ販売は、そうした点から今後もテレビ東京HDにとって、引き続き重要セクターとなりそうだ。

テレビ東京ホールディングス http://www.txhd.co.jp/