外務省 第5回国際漫画賞の開催決定 作品募集も開始

 外務省は、今回で5回目を迎える国際漫画賞の開催正式決定、作品募集を開始した。広く海外から作品を募る。応募された作品は国際漫画賞審査委員会の選考を経て、最も優れた作品に国際漫画賞最優秀賞、そして国際漫画賞優秀賞3作品を決定する。さらに入賞、特別賞なども設けられる。
 2011年8月31日まで(必着)応募受付け、2012年3月に東京都内で授賞式を予定する。最優秀賞、優秀賞の受賞者には、副賞として日本への招聘が行われる。

 国際漫画賞は、国によるマンガ文化の振興政策として2007年にスタートした。主催する国際漫画賞実行委員会の委員長は、外務大臣が務める。海外でのマンガ文化の普及を目的とし、優れたマンガ作家を顕彰することでその振興を目指す。海外のマンガ家へのサポート、その作品の国内紹介、そして受賞者を日本に招くことによる文化交流など、多彩な側面を持ったプロジェクトだ。
 募集に対しては表現スタイルの制限を持っていないが、「漫画(MANGA)」の公募とすることで毎年、日本マンガスタイルの作品が多数集まっている。マンガスタイルの作品が一堂に集まることで、グローバルでのその広がり、最新の状況も窺えるトレンドショウケースとして役割もある。

 また、応募作品は、制作から3年以内とするが、発表・未発表は問わない。商業作品・同人作品の双方、さらに描き下ろし作品でも可能だ。一方で作者だけでなく、日本を含む出版社からの応募も可能としている。マンガ関連の賞で多い新人発掘のための賞とは一線を画す。
 同賞はスタート当初に、麻生太郎外務大臣(当時)が「マンガの世界におけるノーベル賞を目指す」との発言したのように、商業・非商業を問わず現在最も優れた作品を世界から選ぶという視点が持たれている。このためこれまでの受賞作品は、結果としてプロとして実績を築いている作家が多くなっている。
 国際漫画賞も5回目を迎えることで、その名前や賞の目指す趣旨も広く知られるようになって来ている。今後のさらなる発展も期待されている。

外務省・国際漫画賞
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/culture/koryu/pop/manga/