角川G第1Q増収増益 ハルヒ、図書館戦争などが牽引

 エンタテイメント企業グループの角川グループホールディングス(角川GHD)は、平成24年3月期で好調なスタートを切った。
連結売上高が351億7100万円と前年同期比で9.8%増となったほか、営業利益は29億1600万円(同258%増)、経常利益は31億1200万円(同191%増)、四半期純利益25億1800万円(前年同期マイナス)であった。利益面での伸びが大きかった。

 この理由として角川GHDは、書籍関連事業で文庫やライトノベル、マンガの販売が好調だったことを挙げる。特に好調だった作品として「涼宮ハルヒ」、「図書館戦争」、「テルマエ・ロマエ」などの各シリーズ作品に言及している。メディアミックス作品の販売も順調に推移している。さらに、返品率の低下により、営業利益が伸びた。
また、映像関連事業では、「らき☆すた Blu-ray BOX」や「ストライクウィッチーズBlu-ray BOX」を発売したアニメのBlu-ray Discが順調だったとしている。
 一方、映画制作・配給は、前年同期を下回った。小規模作品の公開作品が多かったことが響いた。また雑誌・広告関連事業も販売、広告収入ともに厳しかった。

 第1四半期の決算を受けて、角川GHDは第2四半期の業績予想を大幅に上方修正している。売上高を当初の650億円から680億円に引き上げるほか、営業利益は26億円から40億円、経常利益は28億円から42億円、四半期純利益は20億円から32億円に変更された。
 一方で通期業績予想の変更はない。こちらはより慎重な見通しを立てる。

角川グループホールディングス http://www.kadokawa-hd.co.jp/