米国アニメエキスポ 来場者過去最高 128000人超える

 7月1日から4日まで、米国ロサンゼルスで開催された日本アニメ・マンガの大型イベント アニメエキスポ(Anime Expo)は、来場者数が実数で4万7000人以上、延べ人数で12万8000人を超えたと発表した。アニメエキスポは1992年からカリフォルニア州で開催されている。日本アニメ・マンガのイベントでは北米最大規模を誇る。
 これまでの過去最高は2009年の4万4000人(実数)、2010年は実数では前年比を下回ったともされているが延べ人数10万5000人だけが明らかにされている。2011年は、この双方を大きく上回ったことになる。また、延べ人数では前年比で22%増と、来場者は2006年以来の高い伸びとなった。

 今年のアニメエキスポが大きな伸びをみせたのは、業界を取巻くムードの変化もあるのかもしれない。近年は大手企業の撤退が相次ぎ業界全体が重いムードに包まれていたが、そうした動きも一段落しつつある。また、2011年は6000人を動員したボーカロイドのアイドル 初音ミクのコンサートなどボーカロイド関連の積極的な動きも影響したかもしれない。
 また、ゲーム関連の存在感の拡大、ニコニコ動画やクランチロールなどの動画配信サイトのライブ中継の本格化など、新しい時代の流れを取り込みつつある。

 一方で、ここ数年、米国で指摘される関連イベントの成長とアニメ・マンガのビジネス不振のミスマッッチ問題は解決されていない。アニメは2000年代半ば以降、マンガは2008年以降、北米での売上げが急減しているからだ。
 2011年のアニメエキスポ成功は、依然北米には多くのファンと潜在的なマーケットがある可能性を感じさせる。アニメ・マンガの北米展開に、大きな課題を投げかけるものだ。

アニメエキスポ(Anime Expo) http://www.anime-expo.org/