県内コンテンツさらに拡大 福岡コンテンツ産業振興会議 

 6月3日、ANAクラウンプラザホテル福岡にて福岡コンテンツ産業振興会議の平成23年度総会が開催された。総会では、福岡地域のコンテンツ産業の支援、拡大があらためて確認された。
 福岡では以前よりコンテンツ産業に関する取り組みが進められていた。2006年に同振興会議の前身として産学官の連携による福岡コンテンツ産業拠点推進会議が組織された。
 同会議では「人材育成・確保の強化」、「ビジネス拡大の推進」、「交流連携の推進」を掲げている。デジタルコンテンツの制作・流通・資金供給・教育関係の企業・団体・機関等が連携し、福岡県においてコンテンツ産業の更なる振興を図ることを目的とする。昨年より新設された「福岡県Ruby・コンテンツ産業振興センターの活用」も加わった。

 当日は、前任の麻生渡・元福岡県知事から引き継ぐかたちで新任となった小川洋・新福岡県知事が名誉会長として挨拶を行った。会長の杉山知之デジタルハリウッド大学・大学院学長により議事が進められた。
 今年度は事業計画案にこれまでの 「人材育成・確保の強化」、「ビジネス拡大の推進」、「交流連携の推進」、「福岡県Ruby・コンテンツ産業振興センターの活用」に、「コンテンツ制作支援」が新規に加わった。

 「コンテンツ制作支援」では、県内コンテンツ企業による新たなコンテンツの制作を支援し、日本および世界への売り込みを目指すとしている。来年度以降、福岡県がDLEのプロデュースのもとで県内コンテンツ企業を支援するかたちで進められる予定だ。
 DLEは昨年より本格的に福岡での事業展開を開始した。県内では『秘密結社鷹の爪』と地元球団の福岡ソフトバンクホークスとのコラボレーションや、テレビ西日本で放送中の『ピチ高野球部』などを展開している。同社の椎木隆太社長は、昨年より福岡県海外戦略顧問に就任している。

 議事の終了後は、椎木氏による講演「福岡から世界へ!コンテンツビジネスの新しい流れ」も行われた。椎木氏は、2001年の創業から2006年の『秘密結社鷹の爪』による「第2創業」、そして最近の日本テレビで放送中の『ユルアニ?』や6月6日より東海テレビで放送される『かよえ!チュー学』(新海岳人監督)まで概略を含めて語った。
 また講演のなかで椎木氏は来年度以降、福岡にDLEアジア(仮)を設立予定であることも明かした。これは前出の「コンテンツ制作支援」とも関わってくるものとしている。
【真狩祐志】

福岡コンテンツ産業振興会議 http://www.f-contents.jp/