ニコ動 六本木にライブハウス ネットとライブの融合さらに

 ドワンゴとその子会社でニコニコ動画を運営するニワンゴは、本年7月に東京・六本木に新世代ライブハウスと名を打った大型イベントスペース「ニコファーレ」をオープンすると発表した。「ニコファーレ」はライブスペースとして発表会や展示会を開催、さらにインターネットを通じて中継する。
 両社はネットとライブの新しいエンタテインメントの形を追求する拠点とすると説明する。現在、ニコニコ動画が力を入れているニコニコ動画だけの独自のコンテンツの供給元にもなりそうだ。オープン発表にあたっては、ユーザー参加の大型イベント「ニコニコ大会議」をさらに発展させた「ニコニコ超会議」を2012年に開催することを明らかにしている。

 ニコニコ動画は、昨年暮れからこうした独自コンテンツを創り出すことに再び積極的に投資を始めている。2010年12月にニコニコミュージカルをスタート、今年1月にはトーク番組やミニステージを行い中継する拠点ニコニコ本社を東京原宿にオープンした。今回の「ニコファーレ」はそれに続きものだ。
 この3つに共通するのは、いずれも従来のパッケージやテレビ放送コンテンツとは異なった独自のライブ型イベントなっている点である。デジタル化が進む中、価格の下方圧力に強いライブイベントに集中投資している。
 さらにそれらのライブイベントをインターネットで中継することで、独自のコンテンツとし、同時に収益の多角化を目指す。まさにライブとネットの融合を実現する。
 また、ニコニコ本社がトーク番組、ニコニコミュージカルが演劇をカバーし、さらに「ニコファーレ」で音楽ライブやダンスイベントもカバーすることになる。これでニコニコ動画は幅広いライブイベントを自前で供給することが可能になる。

 「ニコファーレ」はビジネスシーンだけでなく、勿論文化シーンとしても大きな注目だ。ライブスペースが置かれる場所は、90年代半ばから2000年代半ばまで一斉風靡したディスコ ベルファーレの跡地となる。かつての音楽・クラブ文化の発信地に、最新のポップカルチャーが置かれる。
 施設内ホールは壁面4 面と天井の合計5方向にLEDモニターが設置される。このモニターを利用して様々な映像演出を実現する。宇宙空間やSF 映画のような表現も可能とする。さらにそのLEDモニターには、ニコニコ動画の特徴である「コメント」が映しだされ、会場全体がコミュニケーションの場となる演出がされる。今年の7月のオープン時には、大きな話題を呼ぶに違いない。

ニコニコ動画 http://www.nicovideo.jp/
ドワンゴ http://info.dwango.co.jp/

ニコファーレ
東京都港区六本木7-14-23 セントラム六本木ビル B1
運営: ドワンゴ
営業開始: 2011年7月予定
収容人数: 250名(ライブスペース:スタンディング時)
店舗面積: 764.1 平方メートル
PV動画URL http://www.nicovideo.jp/watch/sm14515554