ニコニコ動画成長続く ドワンゴ第2四半期決算で

 動画共有コミュニティポータルサイトのニコニコ動画の成長が続いている。同サイトを運営するドワンゴの平成23年9月期第2四半期決算が、5月12日に発表された。
 ドワンゴの第2四半期までの連結売上高は178億1300万円で前年比10.7%増、営業利益は11億3500万円(同3.9%減)、経常利益10億3300万円(同11.5%減)、四半期純利益6億9400万円(同20.0%減)である。
 事業セグメント別ではモバイル事業の占める割合が売上げ、利益とも高い。同事業の売上高は87億44百万円、営業利益17億4300万円である。またゲーム事業は売上高40億3700万円、営業損失2500万円である。ニコニコ動画を運営するポータルサイト事業は売上高45億4300万円、営業利益は900万円だった。

 ポータルサイト事業では売上げの伸びが続いている。前年同期比で63.4%増と高い数字となった。直近の第1四半期との比較でも第2四半期は7.7%の伸びとなっている。
 売上げに占めるニコニコプレミア会員料が占める割合が依然高い。第2四半期単独では全体の3/4にあたる17億9200万円を占める。さらに追加料金にあたるポイント販売を含むその他は1億9400万円だった。広告売上げ3億1800万円、アフィリエイト売上げ5200万円と比較すると、広告収入よりユーザーの直接支出に依存するビジネスモデルが明確だ。
 実際に登録会員の伸び以上に、プレミア会員の伸び率が大きい。2009年3月には全体の3%以下であったプレミア会員の割合は、2010年3月には4.5%、2011年3月末には119万人5.7%にまで高まった。プレミア会員の増加は、イベント性の高いニコニコ生放送の公式チャンネル増加が貢献しているとみられる。

 売上高の伸びに対して利益が伸び悩んでいるが、こちらはシステム投資や人気コンテンツの確保のためのコストもまた拡大していることを示しているだろう。通期のポータルサイト事業の売上高は97億2000万円、営業利益は1億円を目指す。
 また、ドワンゴ全体の通期連結業績予想は、売上高350億円、営業利益15億4000万円、経常利益15億3000万円、当期純利益13億3000万円としている。

ドワンゴ http://dwango.jp/