第7回中国国際アニメフェア 杭州でスタート

 4月28日から5月3日までの開催日程で、第7回中国国際アニメフェア(中国国際動漫節、が浙江省杭州市でスタートした。同イベントは2005年にスタート、今年で7回目を迎える。中国で行われるアニメーション、マンガ関連の大型イベントの先駆的な存在だ。
 開催地となる杭州市は中国を代表するアニメーション、マンガなどのコンテンツ産業関連企業の集積地で、イベント開催に対する積極的な支援を続けていることもあり、昨年は中国最大規模の6日間で160万人を超える動員があったと伝えられる。また、国際的な注目も高く、日本から企業や業界関係者の参加も多い。

 本年も昨年を上回る動員を目指し、8会場合計7万平方メートルにも及ぶ面積で各種イベントが行われる。企業による作品紹介や、物販、マンガ家の作品展示、サイン会、コスプレ大会、パレードといったものだ。
 中国国際アニメフェアには海外企業の出展も多く、本年は日本や米国、フランス、韓国をはじめとする世界54カ国地域からの参加がある。なかでもウォルト・ディズニーや集英社といった有名企業の出展が注目を浴びている。主催者によれば、集英社の出展は同社がこれまで海外で参加したイベントでは最大規模になるという。

 多くの参加者にとってはこうしたファン向けの企画が盛り上がるが、一方で、近年は当初からの目的であった産業振興や文化振興、人材育成にも力が入る。国際アニメフェアと同時に「国際動漫片交易会」の名で国際見本市も行われた。さらにイベントに先立って、アニメーション・マンガのコンファレンスも開催されるなど、政治的、ビジネス的な面からも国際アニメフェアの重要性が増していることが窺われる。
 また、アニメーションのコンペティションである美猴賞にも力が入る。国内外から応募された1200作品以上の中からグランプリに選ばれたのは、中国産の長編アニメーション『夢回金沙城』である。前回の米国アカデミー賞長編アニメーション部門の選考対象作品にも挙がった注目作品である。
 外国作品賞には長編部門にディズニー・ピクサーの『トイ・ストーリー3』、短編賞に英国のスタジオAKAによる『Lost and Found』が選ばれた。また外国学生ショートアニメーション部門は、2編ともフランスのアニメーション学校ゴブランの学生によるものだった。

第7回中国国際動漫祭 http://www.cicaf.com/