ドリームワークスアニメ第1Q減収減益 カンフーパンダ鍵に

 米国の大手アニメーション製作会社ドリームワークス・アニメーションSKG(DreamWorks Animation SKG, Inc.)は、4月26日に2011年第1四半期の決算発表を行った。期間中は新たな劇場映画の公開はなく、2月25日に発売となった昨年第4四半期公開の『メガマインド』の映像パッケージ売上高が中心となった。
 売上高は1億800万ドル、純利益は880万ドルである。これはそれぞれ前年同期から33.4%減、59.4%減となる。同社のCEOジェフリー・カッェンバーグ氏は堅調な業績と説明するものの売上と利益の減少幅は、多くの市場関係者の予測を下回るものとなった。これは『メガマインド』の売上が当初見込みには達していなかったためとみられる。

 『メガマインド』はおよそ1億4800万ドルの映画興行成績となったが、同時期に公開されたウォルト・ディズニー『塔の上のラプンツェル』の2億ドルを下回った。これが映像パッケージや海外興行にも反映したとみられる。
 『メガマインド』が期待された水準に達しなかったことは、ハリウッドの大作フルCGアニメーションで市場の競争の厳しさを増していることも理由かもしれない。『塔の上のラプンツェル』以外でも、これまでフルCGアニメーションの2大企業であったディズニー/ピクサー、ドリームワークス・アニメーション以外のスタジオが活躍する例が2010年より現れている。
 2010年夏の『怪盗グルーの月泥棒』(ユニバーサル)は興収2億5100万ドル、フルCGアニメーションの歴代9位となった。今年に入ってからも『Rango』(パラマウント)、『Rio』(フォックス)などの好調が伝えられている。

 今後のドリームワークス・アニメーションの業績の鍵を握るのは、大ヒット映画『カンフー・パンダ』の続編で、米国では5月26日に公開される『カンフー・パンダ2』だろう。ドリームワークスは、本作に記録的な興行を期待する。
 既に5月26日には、映画とライセンス契約を結び、プロモーションに協力する主要企業を発表した。この中にはAT&Tやベストバイ、マクドナルド、マテル、THQ、また日本のハウス食品の米国法人なども含まれる。

ドリームワークス・アニメーションSKG(DreamWorks Animation SKG, Inc.)
http://ir.dreamworksanimation.com/