バンダイナムコゲームス 独自ブランドでAndroid市場参入

 大手ゲーム会社のバンダイナムコゲームスが、スマートフォン向けのOS Androidに向けた市場に本格的に乗り出す。バンダイナムコゲームスは、2011年夏に「バナドロイド」と名付けた独自のコンテンツ配信プラットフォームのβ版をオープン、秋には本格スタートを目指す。急成長するAndroid市場でのビジネスチャンス拡大を図る。
 「バナドロイド」では、バンダイナムコゲームスがアプリケーションの配信から課金システム、登録ユーザー情報なども全て管理・運営する。独自のコンテンツマーケット・プラットフォームの構築で、Androidを利用したスマートフォン向けの市場で優位な立場を築く。

 これまでコンソール機向けのゲームソフトを得意とする国内大手ゲーム会社各社は、モバイルやスマートフォンで主流のソーシャルゲームが苦手とされてきた。しかし、ソーシャルゲームの市場は急拡大、将来的にゲーム機向けソフトの市場を脅かす可能性も否定出来なくなっている。
 そうしたなかでゲーム大手各社が、ソーシャルゲーム市場に本格的に乗り出すケースが増えている。既に、スクウェア・エニックス・ホールディングスがスマートフォン向けにオリジナルコンテンツを制作する子会社ヒッポスラボを設立。カプコンは日本、米国、アジアにそれぞれスマートフォン向けのコンテンツ開発・配信サービスを手掛けるビーライン・インタラクティブの各拠点を置く。「バナドロイド」もこうした流れのひとつである。

 しかし、スクウェア・エニックス、カプコンが、コンテンツの開発・創出を中心に置いたのに対して、バンダイナムコゲームスはまずプラットフォームの構築に取り掛かることに特色がある。
 Android 市場はグーグルによる公式マーケット「Android マーケット」のほか、各社独自の配信マーケットがあり、それだけにアプリケーションの検索が難しくなっている。そこで、バンダイナムコゲームス自身で運営することで、分かりやすく、アプリを探せる環境を実現する。同時に、発売時期やコンテンツ、価格設定などで、他社のプラットフォームでは得られない自由を確保する。

 バンダイナムコゲームスは、「バナドロイド」の運営により事業のスピード化を図り、アプリと家庭用ゲームソフトやキャラクターコンテンツとの連動も容易になるとしている。これも他社プラットフォームでは難しい分野だ。
 どの会社でも独自にプラットフォーム・コンテンンツ配信マーケットが作れるAndroid市場は、今後も大きく注目されそうだ。さらに「バナドロイド」の様な試みも、今後増えそうだ。

バンダイナムコゲームス http://www.bandainamcogames.co.jp/