任天堂23年3月期は減収減益 12年にWii後継機発売発表

 大手ゲーム企業任天堂は、4月25日に、平成23年3月期の決算を発表した。連結売上高は1兆143億4500万円、営業利益は1710億7600万円、経常利益は1281億100万円、当期純利益は776億2100万円だった。依然利益水準は高いが、売上高は前期比で29.3%減となったほか、営業利益は52%減、経常利益64.8%減、当期純利益と66.1%減と利益面での落ち込み幅の大きさが目立った。
 これは米国、日本、欧州の主要3地域で「ニンテンドーDS」、「Wii」のハードとソフトの双方で売上げを減らしたことが響いた。全体の3/4を占める海外売上高が円高で影響を受けたこと、「ニンテンドーDS」の値下げも影響した。また、為替変動により外貨建資産の評価替えを行ったところ494億円の差損が発生した。

 そんな任天堂の今後の展望に大きな影響を与えそうなのが、決算と同日に発表されたゲーム機「Wii」後継機の2012年発売決定だろう。名前も明かされていない後継機は、任天堂によれば、今年6月7日から米国ロサンゼルス市で開催される国際ゲーム見本市E3にて出展される。さらにこれに併せてゲーム機の仕様などの詳細も明らかにする予定だ。
 「Wii」は2006年に発売され、全世界の累計販売数が8600万台以上となる大ヒット商品である。2012年に発売されれば、6年ぶりの新型ゲーム機になるだけに、ゲーム関係者、ファンからも大きな注目を浴びるだろう。また、任天堂の事業に与えるインパクトも大きい。来年以降、同社の経営を考えるうえで重要な位置を占めることになるだろう。

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