アマナHD ポリゴン・ピクチュアズを持分法適用関連会社化

 CG制作の大手アマナグループとCGアニメーション制作のポリゴン・ピクチュアズが、資本業務提携を結ぶ。グループの持株会社アマナホールディングス(アマナHD)は、4月22日にポリゴン・ピクチュアズの株式45.17%を取得することを明らかにした。
 株式はポリゴン・ピクチャアズの大株主であるアドバンテッジ・パートナーズ系の投資事業有限責任組合エム・ビー・アイ ファンドなどから4月28日付で譲渡される。取得価額は明らかにされていない。
 アマナHDはデジタルコンテンツ市場の変化を念頭に、3DCGアニメーション(フルCGアニメーション)分野で実績のあるポリゴン・ピクチュアズの制作力を評価する。現在は、広告用の静止画、動画の制作が主要事業となっているアマナグループが、CGアニメーション分野にウィングを伸ばすかたちだ。

 1983年の設立されたポリゴン・ピクチュアズは、近年、フルCGアニメーション分野で成長を続け、注目をされている。クオリティの高い映像で、この分野を代表する日本企業である。劇場アニメ『ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~』のアニメーション制作や『イノセンス』、『スカイクロラ』などのCGパート、さらにゲームソフトのムービパート、実写映画、テレビドラマのCGパートなど幅広く手がける。
 海外企業からの受注も多く、米国のテレビアニメーションで現在人気を集めている『Transformers Prime』や『プーさんといっしょ』といった作品の制作を手がけた。海外での高い知名度も、アマナHDにとっては魅力的な提携先企業と言えるだろう。

 一方、アマナHDは1979年設立、広告用の静止画と動画のCG制作を手がける大手である。2010年12月期の年商はおよそ120億円。静止画と動画にポリゴン・ピクチュアズのCGアニメーション事業を取り込むことで、事業のラインナップを拡大出来る。今後、市場拡大が期待されるCGアニメーション、インタラクティブコンテンツでの優位性も期待できる。
 今回の資本業務提携は隣接する分野でそれぞれ成功する2社が協力することで、さらに市場での優位性を固めることを目指すものと言えるだろう。同業ライバル企業には手強い存在となるだけに、今後の他社動向も気になるところだ。

ポリゴン・ピクチュアズ http://www.ppi.co.jp/
アマナホールディングス http://amanaholdings.jp/