アニメ300タイトルを無許諾アップで 25歳男性を逮捕

 アニメやマンガ、ゲームの違法配信、無許諾アップロードに対する取締り、対策が活発化している。兵庫県警は、ファイル共有ソフト「Share」を利用して権利者に無断でアニメをインターネット上にアップロードした兵庫県在住の25歳の無職男性を著作権法違反の疑いで4月4日に逮捕した。4月20日に神戸地検姫路支部に送致した。
 この男性は平成23年2月24日に、サンライズが著作権を持つ『∀ガンダム』第50話をShareを通じアップロードし、公衆送信権を侵害した疑いが持たれている。また、それ以外にアニメ300作品、アニメやマンガのおよそ2万8000ファイルをアップロードしていた。
兵庫県警の捜査員がサイバーパトロールでファイルを発見し、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)を通じて、著作権者に連絡したことが逮捕につながった。ACCSによれば、この男性はアップロードの理由として「ダウンロード速度を安定させるためにアニメーション等をアップロードしていた」、「有名になりたかった」と話しているという。

 違法配信では、今年2月にもオンラインオンラインストレイジを利用して、およそ260タイトル、3800ファイルのマンガを無断でアップロードした秋田県在住の18歳の学生も逮捕されている。
 ファイル共有を通じた著作権違反の取り締まりは、最近、強化される方向にあり、2010年11月、2011年1月に集中一斉取締りが行われている。今回の逮捕では、一斉取締り以降も継続的な取締りが行われていることがわかる。 

 さらに一方で、著作権侵害行為による刑事罰だけでなく、民事上の損害賠償責任を追及する動きも出始めている。ACCSは、複数のゲームメーカーが著作権侵害の罪で有罪判決が言い渡された者に対し、損害賠償を求める通知を送付していることを明らかにした。いずれもファイル共有ソフトを利用した無断でアップロードに対するものである。
 ACCSによれば、ファイル共有ソフトによる違法アップに対する摘発は近年増えているが、違法行為の根絶には至っていない。そこで損害賠償責任の追及もすることで、違法行為の抑止を目指すという。

コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS) http://www2.accsjp.or.jp/