ブロッコリー 23年通期決算 TCG、アニメグッズ好調

 キャラクター関連グッズのブロッコリーは、4月19日に平成23年3月期通期決算を発表した。売上高が105億1200万円と前年比10%増となったほか、営業利益は2億7200万円、経常利益は2億6200万円といずれも前年の損失から利益に転じた。しかし、期間中に行われたリテール事業部門のアニメイトへの売却により、4億2000万円の特別損失を計上、最終は1億8200万円の当期純損失となった。
 また、第3四半期まで決算短信に付記されていた「継続企業の前提に関する注記」は今回解消した。ブロッコリーは、当期純損失にはなったが、将来性と成長性への不安定要素となっていたリテール事業を切り離したこと、営業利益、経常利益、営業キャッシュ・フローの黒字化を実現化したことなどをその理由に挙げる。

 事業売却されたリテール部門の期間中の売上げは、全体売上げのおよそ7割にあたる75億700万円(前年比8.7%増)である。このうち69億3900万円(前年比6.5%増)が、店舗からの売上げである。リテール部門売上げの増加は、新作アニメのその関連商品、CDやグッズなどが好調だったためだ。
 一方、エンターテイメント部門の売上げは、30億500万円で前年比13.5%増である。3割程度と売上高比率は低いが、利益率は大幅に改善し、利益面での貢献が大きかったとみられる。
 アニメキャラクターを使用した自社グッズの売上げが好調であったほか、カードゲーム部門も堅調だった。さらにゲーム部門で発売された『うたの☆プリンスさまっ♪』のソフトと関連CDが好調となった。

 また、平成24年2月期の業績予想では、売上高45億9600万円、営業利益1億1400万円、経常利益1億400万円、当期純利益8000万円を見込む。売上げは前期の105億1200万円より56%の大幅減となるが、これはリテール事業部門の売却による影響である。
 エンターテイメント事業単体でみれば、30億500万円からおよそ1.5倍の高い成長を目指していることが分かる。同社はこれを自社グッズ製品の強化、製品ラインナップの拡充により実現するとしている。
特にカードゲームでは、取扱店舗の拡大、販売店との関係強化を目指す。さらに女性向け市場を強化する。アニメ化と連動した女性向けゲームの大ヒット実現を戦略的に展開する予定だ。

ブロッコリー http://www.broccoli.co.jp/