TOEが日米共同製作 アニメ「Mass Effect」2012年発売

アニメや映画・書籍などのエンタテインメント企業T.Oエンタテインメントは、米国のゲーム会社エレクトロニック・アーツ(EA)、そして日本アニメ流通のファニメーション(FUNimation Entertainment)と組みアニメ『Mass Effect』を製作する。4月7日に、EAとファニメーションが米国で発表した。
映画はEAの子会社BioWareの開発した人気ゲームソフト『Mass Effect』を日本のアニメスタイルで制作するものだ。アニメ制作のスタジオは明らかにされていないが制作は既に始まっており、2012年夏頃に映像パッケージの発売を予定する。日本での展開については、言及されていない。

映画の製作にあたり『Mass Effect』のゲームソフトのプロデューサーであったケーシー・ハドソンさん、ファニメーションの社長フクナガ・ゲンさん、同社のChris Moujaesさん、T.Oエンタテインメントの本田武市社長、柴田維さんがエグゼクティブ・プロデューサーを務める。
ゲームソフトの『Mass Effect』は2007年に発売、2010年に続編『Mass Effect2』がリリースされたSFをベースにしたRPGである。PS3、Xbox360のほかPC向けにも展開し人気が高い。既に『Mass Effect3』の発売も告知されている。アニメ制作の進行と合わせて、今後詳細が告知されるとみられる。

EA、ファニメーション、T.Oエンタテインメントの3社によるBioWareの人気ゲームのアニメ化は2010年夏に発表された『ドラゴンエイジ(Dragon Age)』に続く第2弾となる。3社のプロジェクトは個別のものでなく、継続的に取り組んで行くかなり大きなもののようだ。
EAは映像作品の制作で、ゲームの認知度アップ、世界観の拡大によるユーザーの満足感の向上を期待出来る。また、海外事業を積極的に進めるT.Oエンタテインメントにとっては、新たな事業拡大となる。
また、ファニメーションは、これまで日本からの人気作品のライセンスを獲得するビジネスを中心としてきたが、『ドラゴンエイジ』、『Mass Effect』により、自らがアニメ製作者となる。自身が権利を持つことで、利益を拡大し、さらに米国流の柔軟なビジネスの対応が可能となる。
既に米国で人気のある映画、ゲーム、小説などを日本のアニメスタイル、マンガスタイルで制作する事業は米国では一定の成果を挙げている。とりわけゲーム関連は、アニメの映像パッケージが売れないとされる米国でも未だ需要が大きな分野だ。こうした3社のWin‐Winの関係で生まれたアニメ『Mass Effect』、今後も注目である。

T.Oエンタテインメント http://www.toenta.co.jp/
『Mass Effect』 公式サイト  http://masseffect.bioware.com/