映像技術賞アニメ部門に「いばらの王」、「ヒピラくん」

 社団法人日本映画テレビ技術協会は、4月6日に2010年度の映像技術賞を発表した。このうちアニメ部門(映画)を『いばらの王 -King of Thorn-』のCG監督中島智成さんが受賞、そしてアニメ部門(テレビドラマ)を『ヒピラくん』のCGI監督佐藤広大さんが受賞した。
 両作はいずれも大手アニメ制作会社サンライズの荻窪スタジオで制作された作品である。フルCGアニメーションの技術を用いて2D的な表現を実現するなど、様々な実験的、先駆的な試みを続けてきた同スタジオの取組みが評価されたかたちだ。
 荻窪スタジオからは、その前身となったスチームボーイスタジオが2004年度に『スチームボーイ』でやはり受賞している。また、2007年度には『FREEDOM』、『新SOS 大東京探検隊』にて、映像技術奨励賞に選ばれている。その映像技術の進歩が、継続的に評価されている。

 また、アニメ以外では映像技術賞VFX部門(映画)に『THE LAST MESSAGE 海猿』(オムニバス・ジャパン CG・VFXチーム)、映像技術奨励賞3D部門(映画)で『牙狼〈GARO〉~RED REQUIEM~』が受賞しているのが目を引く。しかし、今回はCG・VFX(テレビ放送部門)は震災の影響で審査日程が変更されたため発表されなかった。

 日本映画テレビ技術協会は、映画とテレビ技術の調査研究、普及啓発活動を通じて、技術研究開発と進歩、産業の発展を目指して設立されている。関連法人や団体により組織されている。
 顕彰活動はそのひとつで、映像技術賞は2001年度に設立され今回で10回目を迎えた。アニメ部門が独立したのは2007年度以降、これまでに『鉄コン筋クリート』、『崖の上のポニョ』、『ホッタラケの島 ~遥と魔法の鏡~』など受賞している。

社団法人日本映画テレビ技術協会 http://www.mpte.jp/