米国VIZメディア Netflixで日本アニメ配信開始発表

 米国で日本マンガ・アニメのビジネスを手がけるVIZメディアは、DVDレンタルの大手Netflixが展開するインターネットのビデオ配信サービスにアニメタイトルの提供を開始する。4月4日にVIZメディアより発表された。
 配信作品は『BLEACH』の第1期から第2期までの全109話、『NARUTO』の第1期から第2期までの全104話、さらに『ヒカルの碁』、『ハチミツとクローバー』、『NANA』、『犬夜叉』全167話の全6タイトル500話以上となる。VIZメディアの扱う作品でも人気の高い作品が並んだ。
 一方で、それぞれの作品にはレイティングがつけられており、一般向けとされたのは『ヒカルの碁』だけである。『NANA』は17歳以下には相応しくない成人向け、その他の作品は13歳以下には薦めないTV-14がつけられている。

 Netflixは1998年に、オンラインを通じたDVDレンタルで事業をスタートした。ネット上で注文するとDVDが届けられること、定額制で多くの作品が借りられることで人気を集めた。ライバルのレンタルショップチェーン大手ブロックバスターなどの経営不振とは対照的に急成長し、現在、北米最大のDVDレンタル会社となっている。
 近年はさらにオンデマンド配信でも、同様の定額制見放題プランを提供している。現在は、有力なコンテンツホルダーからの作品獲得に積極的に動いている。
 人気アニメ作品を多く持つVIZメディアとの合意は、そうしたひとつと言えるだろう。『NARUTO』や『BLEACH』などの人気タイトルを持つVIZメディアとの協力は、ハイティーン向けタイトルの拡充につながる。

 一方でVIZメディアにとっては、作品配信による収入以外にもメリットが大きい。圧倒的な利用者数を誇るNetflixでの配信は、より多くの利用者にアクセスすることが可能になる。作品の認知度向上にも役立つだろう。
 VIZメディアは米国でもアニメのオンライン配信に積極的な企業である。これまでも自社サイトやHulu、アマゾンなどを通じて作品を提供している。作品が観ることの出来るウィンドウを増やし、認知度と収入も拡大する方針だ。Netflixとの提携には、同社のこうした姿勢も表れている。

VIZメディア http://www.viz.com