ビッグローブ海外向け電子書店 2年後に5万冊用意

(C)池田理代子プロダクション/fairbell

 NECグループのインターネット事業会社NECビッグローブは、4月4日より、Android搭載のスマートフォン・タブレット向けの電子書籍販売サイト「TOP BOOKS」をスタートした。国内だけでなく、海外にも「SUGOI BOOKS」のブランドで同時展開する。
 国内向けは、まず過去ヒットしたマンガ作品を中心にラインナップする。スタート当初は『ベルサイユのばら』や『きまぐれオレンジ★ロード』などを約300冊提供、当面は毎月約100冊のペースで拡充し、品揃えを強化する。2012年度末には5万冊を揃えることを目指す。
 現在はAndroid搭載端末のみの対応だが、今後、他のスマートフォンやタブレットへも拡大する。大手プロバイダーの進出で、電子書籍の販売市場はさらに競争が増しそうだ。

 さらに注目されるのは、海外向けの電子書籍販売を積極的に進めることである。開始当初から海外同時展開を行なうだけでなく、ラインナップの充実も目指す。また、現在は米国向けサービスだけだが、今年夏にはフランス、さらに秋には台湾を中心としたアジアに事業を拡大する。
 マンガを中心に、海外でも知られて作品、普遍的な人気のあるSF、ロマンスなどのジャンルの販売も行う。海外展開で問題になることが多い手間とコストについては、ビッグローブが販売と併せて翻訳と電子化もトータルにサポートする。ビッグローブによれば、同社のパートナーはコストを抑えながら電子書籍のグローバル展開が可能になるという。
 海外向けのコンテンツは、当初は『アップルシード』や「ハーレクインコミック」シリーズなど約150冊を用意した。こちらも2年後に5万冊のライナップを目指す。

 海外向けの電子書籍販売は、PC向け、モバイル向けでNTTドコモやビットウェイ、伊藤忠商事が積極的に取り組んでいる。また、現地翻訳出版社による販売も進み、成長の潜在力の大きな市場でもあることから競争が増している。
 一方で提供タイトルの中ほとんどはマンガとなっている。「SUGOI BOOKS」では一般書籍も対象にしており、今後の展開が注目されるところだ。NECビッグローブでは、2012年度末まで国内外の同事業で累計10億円の売上げを目指す。

NECビッグローブ http://www.biglobe.co.jp/

「TOP BOOKS」
https://market.android.com/details?id=jp.ne.biglobe.topbooks.ja

「SUGOI BOOKS」
https://market.android.com/details?id=jp.ne.biglobe.topbooks.us

[海外向けの主なタイトル]
対応言語: 英語  対象国: 米国
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