イマジカ・ロボットHD 4月1日からJASDAQ上場企業に

 映像関連分野の総合企業であるイマジカ・ロボット ホールディングスが、4月1日よりJASDAQ市場に上場する。これはイマジカ・ロボットグループの企業再編によるものである。グループ会社の上場企業であったフォトロンを新たに持ち株会社することで実現した。
 フォトロンはこれまで(旧)イマジカ・ロボット ホールディングスの子会社であった。今回の再編で商号を(新)イマジカ・ロボット ホールディングスに変更し、さらにイメージングシステム事業、ソリューション事業、LSI 開発事業の主要事業を子会社のフォトロン企画に移管する。(旧)イマジカ・ロボット ホールディングスは、(新)イマジカ・ロボット ホールディングスに吸収合併され、新会社が持ち株会社となる。グループ内の上場子会社を活用したもので、株式上場の親子逆転状態も解消する。

 今回の組織再編で、株式市場にグループ従業員約1400人、2010年3月期の売上高517億円の映像関連の大型企業が登場する。イマジカは1935年に株式会社極東現像所として創立、70年以上の歴史を持つ。もともとは撮影や現像など映像のポストプロダクションの大手として知られていた。
 その後、映像関連事業の多角化、関連会社の買収などを強めた。もとから強みのあった映像制作技術、システムに加え、流通や企画、放送、情報メディア、人材、ウェブまで多彩な領域で活動する。
 とりわけ2006年に劇場映画・テレビ番組、コマーシャル制作のロボットを買収したことから、コンテンツの企画・制作でも注目される企業となった。国内ではほかにないタイプの個性的な映像企業グループとなっている。

 また、イマジカ・ロボットグループは、アニメビジネスも手がける。2007年に、アニメ企画・製作のジェンコを子会社化している。ジェンコは『のだめカンタービレ』や今 敏監督の『千年女優』、『一騎当千』などのヒット作を手がけている。
 さらにロボットの社内ユニット アニメーションスタジオCAGEもよく知られた存在だ。アニメーション作家の野村辰寿さん、『つみきのいえ』の監督 加藤久仁生さんらが所属する。『つみきのいえ』はアカデミー賞短編アニメーション賞やアヌシー国際アニメーション映画祭グランプリを獲得した話題作である。アートと商業を両立させる存在としても注目が高い。

イマジカ・ロボット ホールディングス http://www.imagicarobot.jp/