ブロッコリー 全店舗をアニメイトに譲渡 リテール事業撤退

 ゲームやアニメ・マンガ商品関連事業を手がけるブロッコリーは、6月1日付けで自社のリテール部門、小売店舗アニブロゲーマーズの全店舗16店、ゲーマーズ通信販売部門を同業のアニメイトに売却する。3月30日の取締役会で決議、6月1日付けで譲渡が行われる。
 これによりブロッコリーは、リテール事業から撤退することになる。リテール事業の譲渡価額はおよそ2億5000万円、同事業は2011年2月期(見込み)で同社の売上高101億円のうち71億5000万円に相当する。主要事業の売却で同社の事業規模は、これまでの3割程度までに縮小する。

 今回の決定についてブロッコリーは、収益性の高いエンタテイメント事業部門に経営資源を特化するためだとしている。同社によればこれまでにリテール事業の黒字化を目指してきたが、その成果が現れていない。また、小売店チェーンでは巨大な競合他社が存在し、またネット通販の拡大により競争力が落ちているという。
 今後はゲームやCD、アニメ等のコンテンツ商品制作と発売、カードゲーム、グッズの製作・発売を中心とし、5年以内に年間売上高50億円を目指す。また、自社製品に特化した新たな通販事業をスタートする。

 一方、アニメイトは、マニア向けキャラクター小売店チェーンの国内最大手である。全国およそ100店舗で、年間売上高は約400億円である。アニブロゲーマーズの買収で、さらに売上げと店舗網を拡大することになる。
ブロッコリーとアニメイトは2008年に資本・事業提携を行い、株式会社アニブロを通じて協力してきた。 今回の譲渡はこうした関係もあり、スムーズに進みそうだ。また、アニブロゲーマーズの事業再建にも、アニメイトの持つノウハウが活かされることになる。

ブロッコリー http://www.broccoli.co.jp/
アニメイト http://www.animate.co.jp/