東京国際アニメフェア 2011年の開催中止を発表

 3月16日、東京国際アニメフェア実行委員会は、3月24日から27日まで東京ビッグサイトで予定していた東京国際アニメフェア2011の開催中止を発表した。3月11日に起きた東北関東震災の影響で電力供給が不安定なこと、交通機関が確保出来ない可能性があること、また余震が続いていることから来場者の安全を考慮した。
 東京国際アニメフェアは、2001年より毎年3月に開催されているアニメの大型複合イベントである。新作アニメのプロモーションのための展示場での紹介、イベントのほか、新進クリエイターの紹介、アニメアワードによる顕彰、国際見本市の役割を果たしている。国内で最も注目されるアニメイベントのひとつだが、多くの来場者の集まるイベントということもあり、やむ得ない決定だろう。

 今年の東京国際アニメフェアは、災難が続いている。昨年暮れには、東京都議会が青少年健全育成条例改正案を可決したことを理由に、それに反対する出版社やアニメ関連企業の一部がイベントのボイコットを表明し開催が危ぶまれた。アニメフェアが東京都から支援を受け、実行委員長に石原慎太郎都知事が据えているためである。その後、正式に開催が決定したのは2月の半ばに入ってからであった。
 しかし、今回は全く理由の異なる不測の事態で、最終的に開催中止というかたちになった。本年で10周年を迎える予定だったが、初めて開催が途切れる。

 一方で、今回の大震災とアニメフェア中止による不安定な状況は、海外向けのアニメビジネスにも影響を与えそうだ。アニメフェアは毎回前半2日間をビジネスデーとして、国内外のアニメビジネス向け国際見本市の役割も果たして来た。また、例年この時期に合わせて、来日する海外のバイヤー、関係者も多いが、大半はキャンセルされると見込まれる。今後時期をあらためたかたちでビジネスを進めることになるだろう。
 また、国内でも新作のプロモーションが縮小することや、映像パッケージやグッズの配送が計画どおり進まない可能性もある。こちらも今後の状況を注視する必要がありそうだ。

東京国際アニメフェア2011
http://www.tokyoanime.jp/ja/