オートデスクがScaleformを買収 ゲーム領域事業を拡大

 3D関連ソフト開発・販売のオートデスクは、3月1日付で、ミドルウェアとユーザ インターフェイス ツールを手掛けるScaleform(スケールフォーム)の買収したことを明らかにした。
 買収総額はおよそ3600万ドルで、全て現金により支払った。また、今回の買収による業績の見通しの変更は行わない。

 CGによる設計のCADソフト、CGなどのコンピューターソフトウェアの大手であるオートデスクは、AutoCAD、Maya、3ds MAX、Softimageなどの主力ソフトを手掛ける。Maya、3ds MAX、Softimageは、いずれもCGアニメーション、コンピューターゲームの3D開発のコアソフトとして知られている。オートデスクはこの分野のリーディングカンパニーとし信頼されてきた。
 一方、Scaleformの主力製品は、Scaleform GFxである。ビデオゲーム業界向けユーザ インターフェイス ソフトウェアの開発大手として知られて来た。Xbox 360、Wii、PlayStation3、PS3などの主要ハードウェアプラットフォーム向けのゲーム開発で広く利用されている。さらにアニメーションやミニゲーム、カジュアルゲーム、モバイルゲームの作成でも力を発揮する。
 今回の買収を通じて、事業領域をコンソールゲーム、さらにカジュアル、モバイルゲーム市場へも拡大したいとしている。近年拡大するソーシャルゲームの市場も視野に入れていることが分かる。

 オートデスクは、2005年以降エイリアス・システムズ、ソフトイマージなどの3D関連の大手ソフト会社を次々に買収する戦略で成長した。この結果3Dの有力ソフトをほぼ傘下に収めることになっている。今後は、周辺分野、その周辺技術を統合したサービスで事業の拡大を目指すことになるだろう。
 同社は3Dコンテンツ作成に加え、ゲーム開発に関連するミドルウェアを拡充することで、統合型のソリューションサービスに対するゲーム業界のニーズに応えるとしている。

オートデスクScaleform
http://www.autodesk.com/scaleform