アニメ製作のAIC モバイル事業のアプリックスが全株取得

 モバイル関連ソフト開発を行なうアプリックスは、アニメ製作会社アニメインターナショナルカンパニー(AIC)の自己株を除く全株式(発行済株式の97.56%)を取得、子会社化したことを発表した。現在、同社の株式を持つオーイズミから、3月10日付で全株式の譲渡を受けた。譲渡価格は6億8300万円となる。
 アプリックスは携帯向けにJAVA技術を使ったソフトを開発する。同分野で業績を伸ばし、2003年に東証マザーズ市場に上場した。現在は国内だけでなく、中国、台湾、韓国、米国、英国でも事業展開する。

 AICは年間売上高20億円超の中堅アニメ製作会社である。コアなファンに向けたアニメを得意とする。代表作には『ストライクウィッチーズ2』や『そらのおとしもの』といった作品がある。現在は『放浪息子』が、テレビ放映中など、アニメファンにもお馴染みの会社だ。
 同社の株式のほとんどは、2010年9月まで投資ファンドのMCPシナジー1号投資事業有限責任組合が保有していた。株式を手放すオーイズミは2010年9月30日に、MPCシナジーとTMカンパニーからそれぞれ95%、5%の株式を合計5億3000万円で収得していた。
 オーイズミは当初、同社の手がける遊技機開発で、アニメキャラクターなどの人気タイトルのライセンスを利用することが可能と買収目的を説明していた。しかし、今回は、アプリックスからAICの事業系列化に強い要請があったとして売却に踏み切った。AICがすでにオーイズミと連携している事業については、株式譲渡後も維持する。結果として、AICはおよそ半年で、オーイズミの子会社からアプレックスの子会社に異動する。

 一方、アプリックスは今回の買収の目的を、ソフトウェアのコア技術とコンテンツが連携することで、市場の活性化と拡大、ソフトウェア技術へのフィードバックが可能になるためとしている。モバイル関連会社による異色の企業買収となった。今後は、国内外で、コンテンツ事業の拡大を目指す。

アプリックス  http://www.aplix.co.jp/jp/index.html
オーイズミ http://www.oizumi.co.jp/

アニメインターナショナルカンパニー(AIC)
http://www.anime-int.com/