2010年映像ソフト売上げ2.7%減 一般アニメは増加

 映像ソフト関連企業の団体である日本映像ソフト協会は、3月8日に2010年1月から12月までの映像ソフトの売上げ動向を発表した。発表によれば、2010年のDVD、Blu-ray Disc、UMDなどを合算した国内の映像ソフト売上高は2665億4800万円で、前年比で2.7%減少した。
 減少率は2009年の4.2%、2008年の11.1%より縮小しているが、2005年から続く減少傾向に歯止めがかかっていない。売上高のピークであった2004年からはおよそ3割減となっている。
 一方で、販売枚数は8994万6000枚で、前年比で2.4%の微増である。こちらは2年連続で前年を上回った。これは映像ソフト1枚あたりの価格の下落が続いていることを示す。

 アニメ関連の動きでは、DVD(販売用)で長年ジャンル別の販売シェアで1位となっていた「日本アニメーション(一般向け)」が、前年比で32.9%減の299億円で2位転落した。同ジャンルは、子供向け以外の国内アニメーションで主にアニメファン向けの作品から構成されている。
 アニメファンのコア層のニーズがBlu-ray Discに移っているためと見られる。2010年BD売上高は、471億9100万円と前年比のほぼ倍の95.7%成長となっている。このうち販売用の売上高のおよそ56.9%が「日本アニメーション(一般向け)」である。金額にして、およそ255億円となる。
 また、DVD(レンタル店用)の「日本アニメーション(一般向け)」も13.3%減とアニメユーザーの間では、DVDからBDへの移行が急激に進んでいる。

 「日本アニメーション(一般向け)」の売上高は、DVD(販売用)が約299億円、同(レンタル用)が約140億円、BDが255億円、3分野を合算すると694億円である。これは2009年の670億円より4%弱の増加となる。
 また、DVD、BD、UMDの3メディアの個人販売用一般アニメは合算で541億円、前年より8.7%増だった。2010年を通じてアニメファン向けの販売は堅調に推移したことになる。これについて日本映像ソフト協会は、同分野では既にほぼ半分近くがBDとなっており、単価の高いBDへの移行が売上げを牽引したと見ている。 

日本映像ソフト協会 http://www.jva-net.or.jp/