アニメ「セーラームーン」 ドイツ語圏で再びプロモーション

 ドイツでキャラクターのライセンス管理や放送・映像事業を手がけるm4eは、東映アニメーションから往年の人気アニメ『セーラームーン』シリーズのドイツ語圏での幅広いライセンス獲得をしたと発表した。m4eが獲得したのは有料と無料双方のテレビ放映、映像パッケージ、商品関連の権利である。今後、ドイツ語圏で幅広いビジネスを展開する。
 m4eは、もともとテレビ番組や映画の放送、映像パッケージ事業を行なってきた。現在は、ドイツ語圏を中心に、音楽やキャラクターなども含めた幅広いエンタテイメントを取り扱っている。

 子供向けの番組、ブランドはなかでもm4eの得意とする分野である。同社はこれまでも日本アニメを扱っており、主な取り扱い作品には『ふたりはプリキュア』、『名探偵コナン』などがある。また、『仮面ライダー ドラゴンナイト(仮面ライダー龍騎)』などもライナップしている。
 今回の『セーラームーン』シリーズのライセンス獲得は、1990年代に世界的に大ヒットになった同作の依然衰えないブランド力に目をつけたものである。シリーズはZDF、RTLII、SAT.1などドイツの大手放送局で放映され、オーストリアやスイス・ドイツ語圏でも同様に知名度が高いからだ。m4eのノウハウを用いて、ブランドの再活性化を目指す。

 また、こうした新たなライセンス販売は、2009年以降、東映アニメーションが仕掛けている『セーラームーン』の世界的な再活性化戦略にも沿ったものでもある。同社は『セーラームーン』の人気を活性化させ、『ドラゴンボール』シリーズ、『ONE PIECE』、『聖闘士星矢』などの並ぶロングランのグローバルブランドに育てることを目指している。
 2009年にはイタリアで、さらにスペイン、北欧、ラテンアメリカなどで、ライセンスの販売を行った。その際には近年の同社の戦略である作品ライセンスは分野ごとに細かく区切るのでなく、信頼出来るパートナーに幅広い分野でまとめて販売する方法が取られている。今回は『セーラームーン』シリーズにおけるドイツのパートナーとして、m4eが選ばれたかたちだ。

m4e  http://www.m4e.de/en/
東映アニメーション http://corp.toei-anim.co.jp/