C&R社 中国大手の電子書籍企業でマンガ販売開始

 コンテンツ関連事業のクリーク・アンド・リバー社(C&R社)は、同社が窓口業務を行なっている中国の漢王科技股份有限公司の電子ブックリーダーにおいて、日本のマンガの配信を開始すると発表した。3月上旬より、漢王科技が運営する電子書籍販売サイト「漢王書城」にて、ダウンロード型の有料販売を行う。
 配信作品は『サラリーマン金太郎』や『ど根性ガエル』で、およそ30タイトルを順次配信することが決定している。C&R社は、現在多数の出版社と交渉しており、今後さらにラインナップを増やすことを目指す。

 漢王科技は、中国で独自の電子書籍ブックリーダーを手がける。C&R社は漢王科技のリーダーは、中国のブックリーダー市場で70%以上のシェアを持ち、2008年の発売以来およそ3年で累計100万台を超えたとする。こうした強みを電子書籍の販売でも活かす。
 販売価格はダウンロードごとに8元から15元(およそ100円~200円)に設定した。また、出版社に収益配分を厚くし、日本側のインセンティブを高める。販売状況を見ながら今後は、電子ブックリーダーへのプリインストール方式も検討するとしている。

 国内でも近年は電子書籍市場が広がっている。なかでもマンガは、携帯向けを中心に主力カテゴリーとなっている。そうしたなかで、現在、海外向けにマンガを配信する試みが増えている。海外で高まっているマンガの人気を取り込む動きである。
 中国はそうしたなかでも注目される国となっている。既にモバイル向けなどのマンガ配信事業の試みも発表されているが、今回は電子書籍ブックリーダーと結びついたことが特徴となっている。 

「漢王書城」 http://www.hwebook