バンナム自社株買い 中村雅哉氏が一部持株売却

 玩具、ゲーム、映像などの総合エンタテイメント企業バンダイナムコホールディングス(バンダイナムコHD)は、2011年に大規模な自社株買いを実施する。2010年2月28日から12月31日まので間、最大で2千万株、発行済株式の8.0%、取得金額で200億円規模の株式を取得する。
 このうち750万株(発行済株式3%)は、2月28日から3月28日までの間に株式公開買付を利用する。さらに3月7日には、同社が保有自社株のうち1000万株(同4%)を消却する。また、今回の自社株買い取得分についても、全株消却する方針としている。

 バンダイナムコHDは自己株式取得について、保有資産の有効活用による資本効率の向上、機動的な資本政策実施のためとしている。買付には、手元の資金を利用するとみられる。
 また、公開買付については、同社の第4位の株主である発行済株式の4.80%を持つ株式会社マルがその株式の一部を売却する方針を明らかにしたためである。マルは、バンダイナムコゲームスの前身であるナムコの創業者中村雅哉氏が代表取締役を務める。第3位(4.94%)の株主である中村雅哉氏本人と伴に安定株主となっていた。今回、その保有株式の一部を手放す。マルはすでに500万株の公開買付応募の意向を確約している。

 大量の株式が短期間で売却されることで、株価が不安定になることを避けたとみられる。また、バンダイナムコHDの大株主は投資会社や信託が多く、安定株主が少ない。まとまった株式を自ら買い取ることで、株主構成を変えさせない狙いもありそうだ。

バンダイナムコホールディングス http://www.bandainamco.co.jp/