23年第3Q決算 ポニキャン、TBS 「けいおん」好調

 人気アニメ『けいおん!』の大ヒットが、平成23年第3四半期までのポニーキャニオンとTBSの決算にポジティブなインパクトを与えている。両社はいずれもシリーズの製作委員会に加わる企業で、TBSはテレビ放映、ポニーキャニオンは映像・音楽パッケージ事業を担当する。

 フジ・メディア・ホールディングス(フジ・メディアHD)の第3四半期決算発表によれば、ポニーキャニオンの第3四半期までの売上高が388億8700万円で前年同期比6.8%の増加になった。また、営業利益は26億円、経常利益は27億6600万円、四半期純利益は15億1500万円である。前年同期はいずれも赤字だった。
 増収については、アニメ『ワンピース』、それに「けいおん」シリーズの2つのアニメ関連を筆頭に挙げ、また韓流ドラマのDVDも好調だったとしている。また、原価率の改善や販管費の減少が利益につながった。 
 フジ・メディア・ホールディングス全体では、フジテレビのMD事業で『ワンピース』の関連商品が好調としており、グループ全体でもアニメは堅調な様子だ。

 一方、TBSホールディングス(TBSHD)では、「けいおん」シリーズはTBSテレビ事業部門事業局映像事業アニメに反映されている。売上高は19億6100万円で前年同期の15億6600万円から25%増加した。前年は『けいおん!』と『CLANNAD~AFTER STORY』のヒットで7億2900万円から114%増としたが、今期はそれをさらに伸ばしたことになる。
 TBSHDは今期の増収について、「けいおん」シリーズの大ヒットによるものとしている。利益については明らかにされていないが、こちらでも同作は業績に貢献しているとみられる。

 ビジネス面での好調もあり、「けいおん」シリーズの展開はまだ続く。すでに劇場映画化決定が告知されており、こちらの動向が今後関連各社の事業に影響を与えそうだ。
 さらに原作マンガでも、「まんがタイムきらら」(芳文社)にて2011年春からの新たな動きが明らかにされている。

フジ・メディア・ホールディングス http://www.fujimediahd.co.jp/
TBSホールディングス http://www.tbsholdings.co.jp/