マンガ260作品違法アップで18歳少年逮捕 アフリで収入

 警視庁ハイテク犯罪対策総合センターと高輪署は、海外のサーバーに著作権者に無許諾でマンガをアップロードしたとして18歳の男子学生を著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで逮捕した。少年は2月7日に東京地検へ送致された。
 発表によれば少年は、平成22年8月15日から平成22年9月3日までの間、集英社の『ぬらりひょんの孫』、『SKET DANCE』、講談社の『エデンの檻』などを海外にあるオンラインストレージサービス「MEGAUPLOAD」(メガアップロード)にアップロードした。

 「MEGAUPLOAD」は、ユーザーがアップロードしたファイルを保管、それを他人に配布することを目的とした「アップローダー」と呼ばれるサービスである。ファイルをアップロードすると自動的に、ダウンロード用のURLが生成される。
 また、ファイルがダウンロードされるとアップロードを行った者に報酬ポイントが与えられ、オンライン決算サービスを通じて現金化が出来る。コンテンツ海外流通促進機構(CODA)の調査によれば、インターネットのオンラインストレージサービスやアップローーからのダウンロードした経験者が最も利用したことのあるものとなっている。

 少年は生成したURLを、自身が開設した紹介サイト「Manga.jp」を通じて、不特定多数が作品を閲覧出来るようにしていた。「Manga.jp」にはアフィリエイト広告を掲載され、これまでに約30万円の収入を得ていたという。
 また、「Manga.jp」に掲載されたマンガ作品はおよそ260タイトル、3800ファイルにも及ぶ。同サイトのアクセスカウンターから、これまでにおよそ250万人がアクセスしたことが分かった。
 これまでビジネスソフトやアニメ、映画などの映像作品などの取り締まりは多かったが、マンガは多くなかった。しかし、業界での電子書籍のビジネス化の流れもあり、過去1年でマンガ関連の著作権法違反(公衆送信権侵害)が増加している。