カプコン第3Q売上げ、利益大幅拡大「モンハン3」などヒット

 ゲーム会社カプコンの平成23年3月期第3四半期の売上げ、利益が急伸している。2月2日に発表された同社の第3四半期までの連結売上高は707億7300万円と前年同期比41.6%増となった。また、営業利益は127億6900万円(同165.1%増)、経常利益113億300万円(同135.7%増)、四半期純利益(同294.8%増)と利益の伸びが大きい。
 好業績は大型ヒットに支えられた。年末商戦に向けて発売したPSP向けの『モンスターハンターポータブル3rd』が好調なスタートとなっている。また、海外向けではPS3・Xbox360向けの『デッドライジング2』が堅調だった。

 事業セグメントは今期より再編されており、前年同期の比較はやや難しい。それでも前年はコンシュマー用ゲームソフト事業売上が334億2600万円、営業利益69億9400万円であったのに対し、今期のコンシューマ・オンラインゲーム事業の売上高が540億5700万円、営業利益129億4100万円になっている。ゲームソフトの売上げが業績を支えていることが分かる。
 『モンスターハンターポータブル3rd』は出荷本数で410万本と記録的なヒット、『デッドライジング2』も出荷本数が200万本を超えている。さらに『スーパーストリートファイターⅣ』は、欧米を中心に160万本を出荷するなど、同社の大型タイトルが狙い通りヒットしたかたちだ。
 さらにアニメ化でも話題を呼んだ『戦国BASARA3』、「モンスターハンター」シリーズの派生ソフト『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村』をヒット作として挙げる。オンラインゲームでは『モンスターハンター フロンティア オンライン』も健闘としており、ブランドの多角的な利用が進んでいる。
 ただし、海外向けのタイトルとして開発した大作『ロスト プラネット 2』は、150万本を出荷したが、計画を下回った。期中のミリオン作品は4タイトルである。

 モバイルコンテンツ事業は、モバゲータウン向けに配信する「モンハン日記 モバイルアイルー村」の会員数が100万人を突破するヒットであった。また『バイオハザード 4 アイパッド エディション』の配信、フェイスブック連動の『『The Smurfs’ Village』など様々な試みを行っている。売上高は23億8300万円、営業利益は4億7200円である。
 アミューズメント施設事業は売上高87億2700万円、営業利益9億3800万円、アミューズメント機器事業
は売上高28億4900万円、営業利益は4億4400万円と安定的な業績だった。
さらにキャラクター関連のライセンス事業が中心となるその他事業の売上高は27億5600万円、営業利益9億600万円となっている。売上げ規模は決して大きくないが、利益率の高さから今後も無視出来ない事業になるだろう。

カプコン http://capcom.co.jp/