ビットウェイ 海外携帯マンガ配信中国でも 1月24日から

 デジタル化されたマンガの仲介サービスなどのビットウェイが、海外での携帯向けマンガ配信サービスの拡大に動いている。同社は2011年1月24日より、海外向けとしては4カ国目になる中国での事業を開始した。
 中国最大手の携帯通信会社 中国移動通信集団公司(チャイナ モバイル)を通じて、日本のマンガ配信を行なう。ビットウェイの中国現地法人である北京比特威数碼産品有限公司(北京ビットウェイ)が、チャイナモバイルの関連企業 手機閲読基地(閲読基地)に作品を提供する。
 スタート当初の配信は、ハーレクインコミックの中から人気の20タイトル『美しすぎる暗殺者』、『危ないショーガール』、『二週間のダーリン』などが並んだ。エピソード数は174話となっている。

 チャイナモバイルは中国最大の移動体通信社で、同国の携帯ユーザーのおよそ7割をカバーする。また、閲読基地は2008年に中国浙江省杭州市に設立され、2010年5月より全国向け正式サービスを開始した。2010年12月までに月間ユーザー数が2600万人超、月間売上は8000万元に達する。
 閲読基地はチャイナモバイルの公式サイトとして、新たにマンガ配信サービスをスタートする。その作品をビットウェイが提供する。ビットウェイによれば閲読基地に直接コンテンツを提供する外資系企業は、北京ビットウェイが初だ。

 国内の携帯向けのマンガ配信サービスは00年代後半に急成長した。出版各社からのコンテンツを取りまとめ、コンテンツ配信会社に販売をつなぐアグリゲーター業務を行うビットウェイのような会社もそれに連れ成長をした。
 しかし、直近で携帯向けマンガ市場の成長は鈍化し、成熟期に入りつつあるとされる。そうしたなかで関連各社は日本のマンガの人気が高いとされる海外に目を向ける。ビットウェイの動きは特に早く、2009年には香港、台湾で、2010年にはフランスでマンガ配信をスタートした。2011年はいよいよ世界最大の人口を抱える中国市場に乗り出す。

 ビットウェイは、今後他の日本の出版社の作品や中国現地出版社の作品の配信を拡大する方針だ。さらに既存の作品だけでなく、中国の新人マンガ家の育成などにも積極的に協力する。北京ビットウェイは、配信事業にも携わって行く方針だ。日中両国のコンテンツ産業と文化交流を促進する。
 日本のエンタテイメントコンテンツの参入が難しいとされてきた中国だが、携帯マンガがその突破口になれるのか、ビットウェイの挑戦が試される。

ビットウェイ http://www.bitway.co.jp/