ケイブ EAと共同開発契約締結 GREEにゲーム提供

 モバイルやPC向けにゲームコンテンツを提供するケイブが、ゲーム業界の巨人と手を組む。1月21日にケイブは、世界トップクラスのゲームパブリッシャーであるエレクトロニック・アーツ(Electronic Arts Inc:EA)とモバイルソーシャルゲーム分野などでの共同開発契約を締結したことを発表した。
 この契約でケイブは、まずEAの所有するコンテンツを活用したGREE向けの新しいモバイルソーシャルゲームの共同開発をする。ケイブの持つモバイルにおける経験とノウハウ、そしてEAの豊富なコンテンツが結びつく。

 ケイブはモバイル向けのコンテンツ開発で実績のある企業だ。年間売上げはおよそ25億円(2010年5月期)、事業主力はオンラインゲームだが、近年はソーシャルゲーム分野に注力している。GREEとモバゲータウンであわせて265万人のユーザを持つ「しろつく」などのヒットタイトルを持つ。
 一方、EAは年間売上高で3000億円を超える世界有数のゲーム会社である。「Halo」シリーズなどの有力タイトルを数多く保有する。

 グリーが運営するGREEは、急成長するモバイル上のカジュアルゲームの主要プレイヤーとして注目を集めている。急成長市場だけに、近年は有力ゲーム会社やコンテンツホルダーがこの分野へ次々に参入を目指している。すでに大きな実績を残しているケイブとEAの提携は、さらに競争を激化させることになりそうだ。
 一方、今回の共同開発で、ゲームソフトを中心に展開して来た海外の大手ゲーム会社も、日本のモバイルゲーム市場に大きな関心を寄せていることが分かる。モバイルソーシャルゲームを成長企業のひとつとして見ていることがわかる。ゲーム機向けでは日本参入に苦労をしている海外企業が、モバイルで起死回生を図るのかも注目される。

ケイブ http://www.cave.co.jp/