iPhoneやアンドロイドなどスマートフォン向けのエンタテインメントとその市場拡大が注目されている。そうしたなか国内テレビメディアを代表するフジテレビが、スマートフォン向けのアプリマーケットに大攻勢をかける。
フジテレビは2011年1月下旬からスマートフォンゲームアプリを1000タイトルリリースするプロジェクト「フジテレビ 怒涛のゲームアプリ1000本ノック!!!」をスタートする。これはフジテレビジョンとiPhone 開発のEagleが手を組むものだ。およそ3年間で1000タイトルのアプリを共同開発・販売し、リリースする。
この企画はスマートフォン市場の成長に対応するだけでなく、「ファストアプリ」とのコンセプトを打ち出している。これはリーズナブル価格で良質の商品を提供するファストフード、ファストファッションに対応するアイディアだ。誰でも楽しめるシンプルでエンタテインメント性に溢れたゲームアプリを継続的、かつ数多く開発して行く。
放送局との事業とのつながりも気になるところだが、フジテレビによれば毎日、毎時間新しいコンテンツを提供するテレビ番組のコンテンツ制作スタイルをゲーム分野に踏襲したものだという。最新のコンテンツを作り続けるテレビ局の在り方が、新しいエンタテインメント分野でも活かされるわけだ。
最初のアプリは1月下旬に提供をスタートする。iTunes App Storeよりダウンロードすることで購入する。価格は各230円から、スタート記念では115円で期間限定提供する。
今後もフジテレビの企画開発力とEagleのアプリ制作力、iPhoneアプリクリエイター育成ノウハウを活かし、順次良質なゲームアプリを提供するとしている。テレビ局の仕掛ける新市場への挑戦から目が離させない。
「フジテレビ 怒涛のゲームアプリ1000本ノック!!!」
http://www.fujitv.co.jp/games/index.html
2011年1月下旬より
Eagle http://www.eagle-inc.jp/