メディア芸術祭USTREAM特設サイト開始 イベントを網羅

 2月2日から13日までの12日間、東京・国立新美術館、東京ミッドタウンなどを中心に文化庁メディア芸術祭受賞作品展が開催される。メディア芸術祭はアート部門、エンターテイメント部門、アニメーション部門、マンガ部門から構成される大規模なカルチャーイベント。メディア芸術を切り口に異なる分野を並列的に取り上げることで、現代の文化の在り様を提示する。
 一年間を通じて活動を行っているが、やはり最大の見どころは毎冬開催される受賞作品展である。作品だけでなくアーティストや関係者も参加して、展示、上映、ワークショップ、講演・プレゼンテーション、シンポジウムなど様々な企画を行う。

 特に近年、メディア芸術祭が力を入れるのはライブイベントである。アーティストの生の声を伝えることで、作品の理解をさらに深める。
 一方で、こうしたライブイベントは時間や場所が限定されてたり、様々なイベントが同時多発的に行われていることもあり、全部参加することはとても不可能。体験出来る範囲を限定しがちだ。
 そこで今年のメディア芸術祭は、USTREAMを利用したインターネットのLIVEイベント生配信、期間限定のアーカイブ化をする。最新のカルチャートレンドを取り入れたメディア芸術祭らしい取組みであると同時に、イベントの体験を会場の外に一気に拡大する。

 配信されるイベントは、全てのステージイベントを含んだ大掛かりなものだ。展覧会に先立つ2月1日の贈呈式をスタートに作品紹介や創作活動、テーマ別のトーク、さらに海外からのゲストによる国外の文化動向などを伝える。
 例えばアニメーション関連では、「若手アニメーション作家たちが目指すもの」(2月8日17時半~)、「今年度のアニメーション部門を振り返る」(2月11日12時~)、「アニメーション部門優秀賞『フミコの告白』作家トーク」(2月12日19時半~)、受賞者シンポジウム「アニメーション部門①」(2月13日13時~)などがある。13日16時からの受賞者シンポジウム「アニメーション部門②」では、湯浅政明さん、原恵一さん、片渕須直さんと大物監督3人が揃って出演、審査委員となった氷川竜介さんを交えたトークはアニメファンにとって必見でないだろうか。

 さらに海外動向として「バルト三国での日本のアニメ人気事情」、「ザグレブ国際アニメーション映画祭」レポート、「世界のアニメーション映画祭から発信される表現の魅力」、メディア芸術祭イスタンブール展レポート、欧州を巡回する日本アニメの企画展「ANIME CUT」レポートが興味深い。
 他の3部門も同様の充実となっており、サイトに挙げられた期間中の中継プログラムはおよそ60にも及ぶ。イベントの動画は期間限定でアーカイブ化されるため、日中は忙しいという人にも便利だ。

メディア芸術祭USTREAM特設サイト
http://plaza.map-staff.jp/ust/