東宝 年間興行収入過去最高の748億円

 映画会社最大手の東宝は、同社の映画部門の興行成績が過去最高の748億円に達したことを明らかにした。2010年はスタジオジブリのアニメ映画『借りぐらしのアリエッティ』や『THE LAST MESSAGE 海猿』、『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』などのヒット作が興行に大きく貢献した。
 また、『借りぐらしのアリエッティ』のほかに、例年興収30億円台、40億円台と安定した成績となる『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者ゾロアーク』、『名探偵コナン 天空の難破船』、『映画ドラえもん のび太の人魚大海戦』などの定番アニメ作品も貢献したとみられる。
 東宝は作品ごとの興収は明らかにしてない。しかし、『クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』や『劇場版NARUTO疾風伝 ザ・ロストタワー』なども含めて、全興収の1/3程度が劇場アニメからもたらされたとみられる。

 同社のこれまでの最高は2008年の739億円、またそれに続くのが2009年の654億円である。過去3年間好調な実績を残していることが分かる。近年は邦画の復活、好調が指摘されているが、邦画を中心に配給する東宝がその恩恵を受けているかたちだ。
 また、2008年は興収150億円を越えた『崖のうえのポニョ』が牽引したが、2010年のトップの『借りぐらしのアリエッティ』は90億円超とみられている。ひとつの作品だけでなく、全体の底上げにより過去最高を実現したかたちだ。

東宝 http://www.toho.co.jp/