韓国・同友アニメーション 仁川に大型アニメセンター建設

 韓国の空の拠点である仁川国際空港に近い経済自由特区仁川経済自由区域松島(ソンド)地区に、アニメーション制作の大型拠点が築かれる。韓国のアニメーション企業 同友アニメーションの子会社松島アニパークが、地上15階地下3階、およそ2万7000㎡の大型アニメセンターを着工した。
 センターには映写室や展示室、文化センターなども設置し、300人を超えるスタッフが、アニメーションのほかデジタルコンテンツの制作などを行う。総事業費は430億ウォン(およそ32億円)、2012年の完成を目指す。

 仁川経済自由区は産業発展を目指した新たな大型経済都市だ。高層建築や貿易センターの建設、大学を誘致する。映像関連産業はそうした都市の重要産業のひとつに位置づけられ、アニメセンターはこの中核施設になる。
 韓国のアニメーション産業の集積は、1999年に設立されたソウルアニメセンター、ソウル近郊の富川の文化センターなどが既に存在するが、これに新たな拠点が加わる。松島地区は国際空港から直ぐの地理的条件が魅力になり、海外からの投資、海外とのネットワークを活かした事業を展開する。

 センターの建設に関わる同友アニメーションは、1991年に設立された韓国最大のアニメーション製作会社である。自社アニメの製作、海外との共同製作、制作受託、さらにゲームやライセンス事業まで幅広く事業を手がける。日本からの受託制作も多く、日本と関係深い企業でもある。代表作には米国の4キッズ・エンタテインメントと共同製作した『忍者タートルズ』、『Uniminipet』などがある。
 大型アニメセンターの建設で、アニメーション制作のデジタル対応にいち早く取り組むとみられる。また、仁川の立地の選択は、同社の得意とする海外ネットワークをさらに強化することになるだろう。

同友アニメーション http://www.anidong.com/