伊藤忠商事 キティのクレイアニメで商品展開

 大手総合商社の伊藤忠商事は、サンリオが韓国の投資会社と共同製作した『ハローキティ』のクレイ・アニメーション『ハローキティのスタンプヴィレッジ』を基にした商品展開を行なう。
 『ハローキティのスタンプヴィレッジ』は、2006年にサンリオが世界展開を目指して韓国企業と共同制作した。『ハローキティ』だけでなく、マイメロディやリトルツインスターズ、けろけろけろっぴといったサンリオの人気キャラクターが総出演するドラマが売りとなっている。
 また、アニメーション作品は、日本では東北新社が4月からDVD展開を開始する。

 伊藤忠商事はこの『スタンプヴィレッジ』の商品化権を3年契約で獲得した。2007年春を皮切りに、サブライセンシー7社、9カテゴリーによる商品展開を行なう。
 『スタンプヴィレッジ』の強みは、世代を超えたキャラクター人気に加えて、ひとつの作品でサンリオの複数のキャラクターを展開出来ることにある。これまでのサンリオのキャラクター商品との差別化が目指せる。
 伊藤忠商事は、3年後には小売ベースで15億円の市場を目指すとしている。また同社は、今後もサンリオプロパティを活かした幅広いカテゴリーでのライセンス事業を拡大したいとしている。

 サンリオと商社と言えば、2004年に三菱商事と資本受入れも含めた事業提携を結んでいる。その際には、三菱商事系のアニメ製作会社ディーライツも含めたキャラクター展開を行なうとしていた。
 しかし、その後両者間ではビジネスでの目立った動きはない。一方で、昨年12月にはサンリオは新たに大株主のセガサミーホールデインングスとも業務提携を結んでいる。伊藤忠商事による『スタンプヴィレッジ』の展開は、サンリオの三菱商事離れをさらに印象付ける。