文化庁のメディア芸術情報拠点 森ビルが構築を受託

 文化庁が押し進める「メディア芸術情報拠点・コンソーシアム構築事業」の受託団体にこのほど森ビルが決定し、事業に乗り出す。この事業は国の目指すメディア芸術の情報発信拠点構築の中核のひとつとなる。
 同事業は新たなアートの領域として、近年急激に注目を集めるアニメーションやマンガ、ゲーム、メディアアートなどを対象とする。文化庁がメディア芸術として括るこの分野の情報収集や発信を行い、関連する文化施設、大学などの連携のハブとなる情報拠点・コンソーシアムの構築を目指すものだ。

 都市開発やビル事業の印象の強い森ビルだが、同社はこのほかに文化事業や教育事業も幅広く展開している。六本木ヒルズの森美術館やアカデミーヒルズの運営などである。
 今回の事業推進では、美術館や社会人教育機関、ライブラリーと文化事業の運営のノウハウを活かす。さらに都市におけるコミュニケーションツール開発のなかで得られたネットワークやメディア芸術分野への展開も利用する。

 メディア芸術コンソーシアム構築事業のひとつとして、森ビルは11月27日に第1回「メディア芸術オープントーク」を東京・千代田区の3331 Arts Chiyoda 地下1階 マルチスペースで開催する。このトークはメディアアー ト、美学、美術史、社会学などの分野での専門家が中心となり、メディア芸術を取り巻く現在の状況や歴史、などについて議論を行なう。
 第1回は、「「メディア芸術」ってよくわからないぞ」をタイトルに島本浣 京都精華大学芸術学部教授、藤幡正樹 東京藝術大学大学院映像研究科長、吉岡洋 京都大学大学院文学研究科教授がスピーカーとなってトークをする。

森ビル http://www.mori.co.jp/
メディア芸術オープントーク http://mediag.jp/