ゲームオン既存タイトル苦戦 第3Q減収減益で予想修正

 『銀河英雄伝説』や『電脳コイル』のブラウザゲームの国際展開プロジェクト発表で注目を浴びるゲームオンが、11月10日に平成22年12月期第3四半期の決算を明らかにした。連結売上高は45億2200万円と前年同期比で13.4%の減少となったほか、営業利益は4億2800万円(同63.6%減)、経常利益4億5900万円(同63.2%減)、四半期純利益は1億2000万円(同83.3%)減と減収減益となった。
 こうした第3四半期までの業績を受けて、ゲームオンは通期業績の下方修正を行っている。売上高は当初予想の75億4100万円から60億1700万円に引き下げられ、営業利益は7億900万円から2億5600万円、経常利益は8億300万円から3億2900万円、そして当期純利益は2億9700万円から5300万円に引き下げられる。いずれも前年実績を大きく下回る。

 こうした業績についてゲームオンは、サービス開始から期間を経たタイトルのなかに業績が不振なものが生じているとする。また、新規タイトルに当初想定していたサービス開始時期に間に合わず、スタートの遅れているものがあるためとしている。広告費の見直しや外注日の削減なども行ったが、売上高の減少に追いつかなかった。当期純利益では、オンラインスポーツゲーム「EA SPORTS FIFA Online 2」の減損損失2億5200万円の特別損失計上も響いた。
 同社は第3四半期に11タイトルを正式有料サービスで提供している。このうち特に好調だったのは、『Soul of the Ultimate Nation』と『Alliance of Valiant Arms』である。

 ゲームオンは第4四半期以降については、『ALLODS ONLINE』、『LuviniaSaga』の2タイトルの正式有料サービス開始を予定する。しております。『ALLODS ONLINE』はロシアで開発、『LuviniaSaga』は中国の大手ゲーム会社Shanda Gamesが開発した。
 韓国からの日本に輸出可能なオンラインゲームタイトルが枯渇するなか、より幅広いグローバルにゲームの調達を目指す。その韓国発のタイトルでは、『Lime Odyssey(仮)』などの3作品の展開を予定する。
 さらに今後は『銀河英雄伝説』や『電脳コイル』といった国内で人気のコンテンツを利用したブラウザゲームにも乗り出す。話題のコンテンツを活かすことで、日本企業ならでは差別化を計る。

ゲームオン http://www.gameon.co.jp/