マーベラス第2四半期 テニミュとプリキュアで好調決算

 エンタテイメント企業のマーベラスエンターテイメントが、11月9日に平成23年3月期第2四半期の決算を明らかにした。発表された数字は音楽・映像を中心に堅調で、前期の赤字決算から黒字に転換、好調な上半期を終えた。
 連結売上高は45億6400万円と前年比5.0%増と小幅であったが、営業利益は4億6700万円、経常利益は4億2900万円、四半期純利益は4億2100万円となった。セグメントごとでも、音楽映像事業、デジタルコンテンツ事業、舞台公演事業といずれもが黒字となった。

 特に好調だったのが音楽映像事業である。売上高21億6400万円は前年同期比36.1%増、セグメント利益は4億3700万円と前年のほぼ倍112.5%増だ。
 業績を牽引したのは「プリキュア」シリーズ関連である。「プリキュア」シリーズの企画音楽が新作、旧作のリピートで好調だった。さらにシリーズDVD受注や新作映画の出資金からの配分収入が業績に貢献した。さらにミュージカル『テニスの王子様』ファーストシーズン完結により、関連DVDの受注が盛り上がった。

 ミュージカル『テニスの王子様』は、舞台公演事業でも、大きな役割を果たした。期間中にシリーズで33公演を行っている。前年にあった夏公演はなくなり減収となったものの利益率が向上した。これは開催地の適切な選定による効率化、1stシーズン完結というイベント需要で観客動員と物販が好調だったためである。
 興行はミュージカル『テニスの王子様』以外も含めて43公演を行い、売上高は6億7400万円(前期比13.1%減)、セグメント利益は9700万円(同246.9%増)である。
 家庭用ゲーム機ソフトとオンラインゲームのデジタルコンテンツ事業は、売上高は17億2600万円(同12.9%減)、セグメント利益は1億3000万円だった。販売本数は16万本超の『牧場物語 ふたごの村(DS)』、10万本超の『Fate EXTRA(PSP)』がヒットとなった。さらに英国子会社の売却やタイトルごとの採算性の向上、固定費の圧縮が利益の向上につながった。

 マーベラスは下半期も音楽・映像ソフ市場、ゲーム市場は不透明として慎重姿勢を崩さない。一方で、9月27日には営業利益の上方修正を行なっている。
 下半期の業績は、依然高い人気を誇る「プリキュア」シリーズの動向や、2011年1月から公演がスタートする「ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンが大きな鍵を握る。

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