「ワンピース」「ハガレン」等 マンガの違法アップロードで逮捕

 デジタルコンテンツの著作権保護活動を行うコンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は、11月3日、権利者に未許諾でマンガ単行本をインターネット上にアップロードした北海道旭川市在住の35歳の団体職員男性が逮捕されたことを明らかにした。
 平成22年10月に警視庁の捜査員がサイバーパトロールで男性の違法アップロードを発見し、ACCSを通じて著作権者に連絡した。11月2日に著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで警視庁ハイテク犯罪対策総合センターと中野署が逮捕した。

 ACCSによれば、逮捕された男性は平成22年8月24日ごろから29日ごろまでの間、集英社が出版する『ONE PIECE』第59巻とスクウェア・エニックスが出版する『鋼の錬金術師』第24、25巻を「Share」を利用してインターネット上にアップ、不特定多数がダウンロード出来る状態とした。アップされた単行本は発売されたばかりの作品で、人気作品をいち早くインターネット上にアップしたものとなる。

 ACCSはこれまでも、ファイル共有ソフトとそのネットワークを利用した著作権侵害行為を止めるための啓蒙活動やその摘発に協力を行なってきた。しかし、これまでの活動は、映像ソフト、コンピュターソフト、ゲームソフトが中心でマンガをはじめとする書籍の違法アップの取り組みはあまりなかった。
 一方で、今年に入り国内外で電子書籍化の動きが活発化し、ビジネス拡大の機運が高まっている。さらに海外における日本マンガの違法アップロード問題も注目されるようになっている。こうしたなかでACCSと関係企業、機関は、新たにテキスト分野での権利保護に積極的に乗りだす。

コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)  http://www2.accsjp.or.jp/