ドリームワークスアニメ決算 11月公開「メガマインド」鍵に 

 米国の大手アニメーション制作会社ドリームワークス・アニメーションは、10月27日に2010年12月期第3四半期の決算を発表した。第3四半期単独(10年7月から9月)の売上高は、前年同期の1億3540万ドルの売上げに対して1億8890万ドルと純利益は1960万ドルから3980万ドルに大きく伸びた。
 しかし第3四半期までの累計では前年同期比で減収減益だった。売上高は5億910万ドル(前年同期比4.1%減)、純利益は8540万ドル(同20.5%減)となる。これは昨年の劇場公開が『モンスターvs.エイリアン』の1作のみだったため、年前半の二次展開のビジネスが弱かったことが影響している。

 一方で、期間中の映画興行は好調だった。3月26日に全米公開した『ヒックとドラゴン』は、世界興収が4億9300万ドルの大ヒットとなった。また、5月2日に全米公開された『シュレック フォーエバー』は、米国だけで2億3800万ドル、全世界で7億3500万ドルもの興収に達している。これは第3四半期だけで、1億2000万ドルの収入をドリームワークスにもたらしている。
 第3四半期までは減収減益だったが、通期では前年実績を超えると見込まれる。前期は冬シーズンの劇場公開がなかったのに対して、今期は大作CGアニメーション『メガマインド』が11月4日に全米公開となるからだ。これが大幅に劇場からの収入を押し上げる。
 また、10月15日に発売された『ヒックとドラゴン』の映像パッケージは、既に大ヒットになっている。加えてクリスマスシーズンには、第3四半期で大ヒットになった『シュレック フォーエバー』の映像パッケージも12月7日のクリスマスシーズンに発売される。これらの商品がかなりの売上げと収益をもたらすことになるだろう。

 また、2011年以降についても、ドリームワークス・アニメーションは積極的な事業展開を目指す。2011年は『カンフーパンダ2』、『シュレック』シリーズからのスピンオフ作品『長靴をはいた猫』の2作品で手堅くビジネスをまとめ、2012年は再び年3作品を公開する。さらに2013年には『ヒックとドラゴン2』ほか1本の予定が決まっており、製作のピッチがあがる。
 米国の劇場CGアニメーションの世界では、引き続きディズニー/ピクサーが好調、他のスタジオも急激に制作のクオリティーを挙げている。ドリームワークス・アニメーションは、人気ブランドでビジネスを維持しながら、新作も創り出すことでこれに対抗する戦略だ。

ドリームワークス・アニメーション http://www.dreamworksanimation.com/